平安ステークス 京都 ダ1,900m
勝ったのは松山騎手騎乗の5番人気ミトノオー(牡4/牧)でした。2番枠からのスタートでハナを切ると最終コーナーではコーナリングを上手く使って加速して後続とのリードを広げるとそのまま押し切り。JRA重賞は初勝利、昨年の兵庫CS以来の勝利となり重賞は2勝目となりました。
父ロゴタイプ 母シダクティヴリー(母父サンダーガルチ)という血統。ロゴタイプ産駒のJRA重賞は初勝利。シングスピール産駒のローエングリンの血を繋ぐ父ロゴタイプは地味ながら朝日杯FS、皐月賞、安田記念とG1を3勝。本馬の母はカナダ産で重賞2勝。半兄アルーフクライは障害で重賞2着があります。
3歳時には3連勝で兵庫CSを勝利してジャパンダートダービーではミックファイアの3着。その後2度の重賞での2着がありましたが、今回の勝利が約1年ぶりの勝利となりました。次は定石通りなら大井の帝王賞でしょうがどうなるでしょうか？
優駿牝馬 オークス 東京 芝2,400m
勝ったのはルメール騎手騎乗の2番人気チェルヴィニア(牝3/木村哲)でした。中団待機で外から1番人気のステレンボッシュをしっかりマークするような位置に付けると、ステレンボッシュを内に封じ込めて自身は直線外に持ち出します。ステレンボシュシュ、クイーンズウォーク、ランスオブクイーンが先に抜け出しますが外からまとめて差し切って勝利。G1初制覇、しかも桜花賞13着からの大逆転となりました。
父ハービンジャー 母チェッキーノ(母父キングカメハメハ)という血統。ハービンジャー産駒のG1勝利は昨年のマイルCSのナミュール以来。オークスは初勝利となります。過去には同じ父×母父のモズカッチャンの2着がありました。母のチェッキーノはフローラSを勝って挑んだオークスで2着。その時の鞍上は今回ステレンボッシュに騎乗した戸崎騎手でしたね…ハッピートレイルズ牝系は重賞勝ち馬は多数送り出すもののG1ではあと一歩ということが多い血統。母もそうですし叔父のコディーノもG1での2着が最高です。サンデーレーシングの募集が本格的に始まる前に最高の宣伝になりましたね。父ハービンジャーは現在社台SSに繋養されているもののPrivate扱いですから今後の種付け頭数は限られてきます。ブラストワンピース、ペルシアンナイトと牡馬のG1ホースを2頭輩出したものの、どちらも種牡馬入りできず。ゴリゴリの欧州クラシックディスタンス血統でここまで活躍しているのに父系としては残っていけないかもしれません。あのトニービンも同様ですからね。それでも母系に入ることでアクセントを出してくれるということも期待できます。母父ハービンジャーの優秀な仔もこれからどんどん増えるでしょうね。
2冠を狙ったステレンボッシュは2着。戸崎騎手もほぼ完璧に乗ったと思いますが、相手が悪かったですね。個人的には久々に馬券を買っていて、この馬の成績が1着→2着が交互に来ていることと戸崎機種への乗り替わりということでステレンボッシュ2着固定で3連単14点の馬券を買って的中🎯硬い結着でしたが実は掲示板に来た馬は全て買っていたので接戦の3着争いでもっと荒れて欲しかったところ。18番のランスオブクイーンが3着だったら3連単9万円超えの配当でしたから、馬1頭追加出資できましたね🤣