キャロットの2歳馬トロワヴァレーがお世話になる栗東の吉岡辰弥厩舎。開業5年目の今年は成績も過去No.1ペースで勝利を重ねており、G1でも好成績を納めています。
これまではダート交流重賞で強いイメージでしたが、実際にG1レーシングのディクテオンで2023年の浦和記念と名古屋グランプリ。シルクのヴェルテックスで2021年の名古屋グランプリを制しています。そしてクラブ馬との相性が良いのも特徴。地方・中央合わせて7つ勝利している重賞でクラブ馬での勝利が6度あります。
2024年は3歳世代のノーブルロジャーがシンザン記念、ディスペランツァがアーリントンCとG3を2つ勝利。どちらもNHKマイルCへ駒を進めました。G1での成績は2023年の天皇賞・春でのブレークアップの4着が最高でしたが、今年の天皇賞・春では中野栄治厩舎から引き継いだブローザーホーンで2着。過去最高の成績を収めると共に、G1制覇まであと一歩まで迫りました。
開業3年目の2022年の皐月賞にジャスティンロックで出走したのがG1初挑戦。同年には日本ダービーにも出走しました。3年目でこの2つのレースに挑戦するような馬を送り出せるというだけでもとてつもないことだと思いますね。
吉岡厩舎の主戦騎手は松山弘平騎手💡12%の起用率ということで8回〜9回に1回は松山騎手が騎乗。勝負レースでの騎乗率も高いです。あとは状況に応じて川田騎手、西村淳騎手、坂井騎手を使い分けて乗せている感じです。みんなリーディング上位の騎手ですから出資馬にも乗ってもらえるチャンスは多いでしょうね。
トロワヴァレーも父アルアイン 母レディドーヴィル(母父ファスリエフ)という血統。中距離タイプのアルアインに長距離に適性のある母系の馬ですから吉岡厩舎の特徴とマッチしそうな印象があります。しかも父アルアインの皐月賞制覇時の鞍上は松山弘平騎手でしたからね。松山騎手にとってもG1初制覇でしたから父と同様のコンビで活躍を期待したいところですね✨