関東オークス 川崎 ダ2,100m
勝ったのは田口騎手騎乗の1番人気アンデスビエント(牝3/西園正)でした。好スタートからハナを奪うと終始譲らず。最後は突き放して2着につけたのは7馬身。まさに圧勝での重賞初制覇。騎乗した田口貫太騎手にとってもJRA・地方交流通じて初の重賞制覇となりました。
父ドレフォン 母アンデスクイーン(母父タートルボウル)という血統。母はレディスプレリュード、エンプレス杯、ブリーダーズゴールドカップと地方交流重賞を3勝。母に次いでの交流重賞制覇となりました。ドレフォン産駒のダートでの重賞制覇は昨年12月の神奈川記念(2023年のみ開催の重賞)以来。グレード格付けのあるダートレースの勝利は初めてです。
そしてこのレースのすごいポイントは2着から7着は地方馬が入着。JRA勢はアンデスビエント以外はイゾラフェリーチェ、クリスマスパレード、メイショウヨシノと8、9、10着。馬場が向かなかったのか分かりませんがちょっとアンデスビエント以外のJRA勢は残念でしたね。
米子ステークス 京都 芝1,600m
サマーマイルシリーズの開幕戦でもあり、ここを勝つと結構優位に立てるレースでもあるリステッドの米子Sですが、制したのは松山騎手騎乗の4番人気トゥードシボン(牡5/四位)でした。ハナに立ってペースを作るとそのまま押し切りました。
父イスラボニータ 母コッパ(母父Yesbyjimminy)という血統。母は米国のダートG3を制すなど3勝。母父のYesbyjimminyは正直全く知らない馬だったのですがボールドルーラー系の馬で現役時代は25戦11勝でアメリカでG3とリステッドを1つずつ勝利しているくらいで目立った活躍はありませんでした。産駒の成績もコッパ以外は目立ったものもありませんから、それは見たことが無いはずです。
サマーマイルシリーズはレース数も少ないですが、ちょうど月1でレースがあります。ただ今年は中京記念が小倉芝1,800m開催ということでちょっと違う適性が求められそうなので関屋記念、京成杯AHでどこまでポイント獲得できるかが鍵ですが、早めにポイントを獲得できるとだいぶ有利ですからね。
マーメイドステークス 京都 芝2,000m
阪神の改修のために京都で開催されたレースを制したのは4番人気のアリスヴェリテ(牝4/中竹)でした。斤量50kgと最軽量の1頭でしたが、逃げると最後まで気持ちよく走り抜けて人馬共に重賞初制覇🏆
父キズナ 母ルミエールヴェリテ(母父Cozzene)という血統。全兄が北海道2歳優駿を制したキメラヴェリテで半兄がJRA7勝を挙げてダートでOPクラス3勝のリアンヴェリテ。前走で2勝クラスを勝ってこのレースに臨んでいたので格上挑戦となりましたが、軽量を完璧に活かした永島騎手の見事な手綱捌きも光りました。
永島騎手自身もこれが重賞初制覇でしたが、女性騎手のJRA重賞勝利は藤田菜七子騎手、今村聖奈騎手に次いで3人目。昨年は年間50勝を挙げてリーディング18位とTOP20に入る大躍進を見せました。もうすぐJRAでの100勝達成となりますがここも通過点で、どんどん勝利を積み重ねて欲しいですね。デビュー時から馬質が厳しい中でも勝利を挙げていて、人気の無い馬でも勝利に導いてくれるので応援していたので嬉しい勝利でした✨