北九州記念 小倉 芝1,200m
勝ったのは松山弘平騎手騎乗の3番人気ピューロマジック(牝3/安田)でした。スタート後促してハナに立つとそのまま押し切り逃げ切り勝ち。前走の葵Sに続いての重賞連勝となりました。
父アジアエクスプレス 母メジェルダ(母父ディープインパクト)という血統。母は重賞こそ勝てませんでしたが、ファンタジーSで2着に入り、きょうだいも全兄メディーヴァルは芝の短距離路線で活躍していますし、半兄バグラダスはダート短距離で活躍と舞台は違えど短距離での活躍が目立つスピード血統です。
今回は3歳牝馬で53kgという斤量も最大限に活かした競馬になりましたが、重賞を勝っていても3番人気で止まったのは前走が人気薄だったこともあるのかもしれませんね。
松山騎手は米子Sに続いてのサマージョッキーシリーズ対象レース連勝となりました。これでポイント18Pで早くも2位以下を引き離しにかかっていますね。
ラジオNIKKEI賞 福島 芝1,800m
勝ったのは田辺騎手騎乗の6番人気オフトレイル(牡3/吉村)でした。開幕週の福島ということで前に行った方が有利だろうと思いましたが、道中は最後方待機。直線では大外に持ち出すと先に抜け出したシリウスコルトをゴール前で交わして重賞初制覇となりました。
父Farhh 母ローズトレイル(母父Kingmambo)という英国ゴドルフィン生産の外国産馬になります。父はヌレイエフの血を引く種牡馬で現役時代は英チャンピオンズS、ロッキンジSとG1を2勝。他にG1の2着が4回ありマイルから中距離で活躍した馬になります。既に欧州では結果を残している種牡馬で2頭のG1ホースを輩出していてダルハムホームスタッドで繋養されていますが今はPrivate扱いになっています。本馬のきょうだいも既に欧州で重賞、リステッドを勝っています。
3歳重賞の中で唯一のハンデ戦ということで毎年難しいレースですが、今年は6番人気、4番人気、5番人気で決着。58kgのハンデを背負わされた札幌2歳S勝ち馬のセットアップが最下位に終わってしまったし、白百合S勝ちのミナデオロも57kgで10着でしたのでハンデを背負わされるくらいなら違う路線を模索した方が良さそうですね…