レース名を見ると矛盾しかありませんが、まずマイルシリーズなのに距離は1,800m!
そして中京記念と言いながらも開催場所は小倉!別に中京は改修中ではありませんが、阪神の改修の影響を受けての変則開催ですね。
中京記念 小倉 芝1,800m
勝ったのは横山典騎手騎乗の5番人気アルナシーム(牡5/橋口)でした。前に行った2頭が飛ばす中で、中団からのレースでしたが馬場の真ん中から伸びて来ると内を狙った1番人気のエピファニーの追撃を凌いで重賞初制覇となりました🥇
父モーリス 母ジュベルアリ(母父ディープインパクト)という血統のノーザンファーム生産馬。母は未出走でしたが、祖母のドバイマジェスティはエクリプス賞最優秀短距離牝馬の名牝で母としても皐月賞、大阪杯勝ちのアルアイン、日本ダービー、ドバイシーマクラシック勝ちのシャフリヤールを輩出している偉大な血統です。そして本馬の半妹はシルクの出資馬ポートデラメール(牝2/斉藤崇)。先日京都の芝1,200mの新馬戦を勝利しました。
ジュベルアリの血統はどうしても小さく出てしまうのが特徴で、ポートデラメールもナダル産駒ながら400kg台の馬体重ですし、本馬もデビュー時は牡馬ながら418kgとかなり小柄。今回も440kgでした。ただこの血統の特徴であり、それで走っているので気にせずポートデラメールに出資しましたが今のところは正解でしたね。
ライオンレースホースの馬は久々のJRA重賞制覇。2022年の福島記念のユニコーンライオン以来の勝利となりました。バイヤー系のクラブで募集価格も高くなりがちですが、本馬はセレクトセールで2,640万円とかなり安かった馬。そこからリステッドも勝って重賞も勝つ馬が出た訳ですから大成功でしたね。
サマーマイルシリーズはこれで4戦中2戦が終了。次走は8/11の関屋記念。4戦しかありませんからこの時点で1勝していることが非常に重要です。ただアルナシームの場合は1,800mの馬ですから次戦以降は出走して来ない可能性が高そうですし、そもそも今回の上位陣がマイルの馬では無いので今のことろ米子Sの上位組がスケジュール的にも優位ですね。