絶賛シルクが1歳馬募集中ですが、7月上旬に発表となったキャロットの2024年1歳募集予定馬リスト⬇️
キャロット出身の種牡馬からは
エピファネイア 6頭
サートゥルナーリア 8頭
クリソベリル 5頭
レイデオロ 5頭
リオンディーズ 3頭
とアワブラ血統は牝系だけでなく父系にも多く広がっているのが良く分かります💡特にシーザリオ系の兄弟3頭で20頭と募集の約20%を占めている訳ですからね!これにレイデオロとクリソベリルを加えて30頭、約30%がキャロット出身の種牡馬がラインナップ🗒️
中でもノーザン系での募集では異色の種牡馬2頭の産駒がいます。それがサトノジェネシスとヴァンゴッホです🐎
【サトノジェネシス】
父ディープインパクト 母マルペンサ(母父Orpen)という血統。母はアルゼンチン🇦🇷のG1を3勝した名牝。全兄には今回の募集馬ラインナップにも載っている種牡馬サトノダイヤモンドがいる血統。半姉のリナーテは重賞2着2回でJRA6勝。甥のドゥラエレーデはホープフルSを制し、UAEダービー🇦🇪でも2着と芝ダート問わず活躍。2016年のセレクトセールでは3億円オーバーで取引された馬です。
現役時代は2歳10月に東京芝2,000m戦でモレイラ騎手鞍上でデビューするも3着。その後未勝利→ゆりかもめ賞を連勝しましたが脚部不安で長期休養に入り、戻ってきたのは2年3ヶ月後の東京芝2,400mの2勝クラスでしたがここを勝利して3連勝となりましたが、引退して種牡馬入りとなりました。通算成績は4戦3勝3着1回という成績で全て東京コースで走り上がり3Fは全レースで最速を記録しています。
種付け価格30万円で現役時代は底を見せずに引退してしまったことから、シルバーステートのような活躍が期待されますが、気になるのは全兄サトノダイヤモンドの種牡馬としての不振ですね。初年度産駒、2年目産駒での目立った活躍馬は重賞2勝のサトノグランツがいますが、G1レベルでは現状通用しない状況。次点の活躍馬は短距離路線でOPクラスのスズハローム。阪神JF2着のシンリョクカとOPクラスの馬が3頭いるものの最初の期待値が高かっただけに期待外れな成績だったために社台SSから移動となってしまいました。
もしかすると兄以上の種牡馬としてのポテンシャルを秘めているかもしれませんし、種付け価格的にも産駒はそこまで高くはならないでしょうから、気にはしておきたい1頭ですね。
【ヴァンゴッホ】
父アメリカンファラオ 母Imagine(母父サドラーズウェルズ)という血統。母は英オークス🇬🇧、愛1000ギニー🇮🇪の勝ち馬。祖母はDoff the Derbyでジェネラス、タワーオブロンドン、ディーマジェスティーなど日本でも適性の高い名牝系。きょうだいにもジャンリュックラガルデール賞勝ちのHoratio Nelsonを筆頭に重賞勝ち馬が多数います。
現役時代は初勝利まで5戦を要しましたがデビュー7戦目の2歳10月のG1クリテリウムアンテルナシオナル(サンクルー🇫🇷 芝1,600m)を不良馬場の中で勝利しました。大外に持ち出しての勝利で実際に走った距離でいったら1,800mくらいは走っていそうですが、見事な差し切りでした。ただクラシックでは振るわず3歳で引退。通算成績は11戦2勝でした。
引退後すぐにイーストスタッドに導入され、現在の種付け価格は180万円。父アメリカンファラオはダートでの活躍のイメージが強いですが、欧州名牝系との組み合わせで誕生した本馬は欧州の芝、しかもただでさえ重たいのに不良馬場でG1を制した訳でなんとなくダート寄りに出そうな印象がありますが日本では芝で活躍している牝系の種牡馬ですから本当に未知数ですね。
今回のキャロットでは2頭が募集予定。ブリガアルタの23は母父コンデュイットで祖母ブリガドーンという芝血統かつ欧州色が強めに出ている印象。もう1頭のローガンサファイアの23の母父はダイワメジャーで芝短距離路線で活躍しましたが、母系からはダート短距離のサウスヴィグラスが出ています。この2頭もおそらくそんなに人気にはならないと思いますから、一般申し込みとしてちょっと覚えておきたいですね。
しかしリストを見るとシルクよりキャロットの方が楽しみな馬が多い印象!これは楽しみです✨