シルクホースクラブ 2023年産 新出資馬紹介③【レディアンジェラの23】

シルクの今年の出資が決定した1歳馬を紹介するシリーズ。ラストは募集番号38番 レディアンジェラの23です。

父フィエールマンはこの世代が2世代目。年始からフィエールマン産駒の牡馬に出資するチャンスがあれば狙いたいと掲げていましたが、いかんせん産駒がデビューすると厳しい現実。勝てないどころか上位にも絡まないという状況。ただこれはまだ2歳戦が始まって2ヶ月の評価ですし、フィエールマン自身も年明けデビューで3歳秋以降に本格化した馬ですからまだまだ見限ってはいけないと思います。

本馬の母レディアンジェラはアイルランド生産馬ですが未出走。祖母のマーリンカがリステッド勝ちがある馬ですが大きなところには手は届いていません。ただ母のきょうだいにはスプリント戦線で活躍した馬が出ており、叔母のマーシャは英G1ナンソープSや仏G1アベイユドロンシャン賞といった超短距離のG1を制したスピード馬です。母父ダークエンジェルも卓越したスピードの持ち主で欧州きってのスプリント種牡馬。日本でも今年マッドクールが高松宮記念を勝ちました。

本馬の上はまだ未出走で母の繁殖としてのポテンシャルは未知数ですが、スピードは間違いなく豊富。そこにちょっとスピードが足りなそうなフィエールマンとの配合なのでこれはかなり面白そうな配合と思っていましたが、字面だけの状態ではやはり人気していました。ちなみに上は2022年のミックスセールでDMMが購入したレイデオロ産駒のレイデアンジェロで今週の札幌でのデビューが予定されています。

しかしながらイストワールファム同様こちらも馬体が発表になると人気が落ちました。イストワールファムほどではないものの小さく出た馬体と体高の低さから嫌われてしまったようです。

ただ短距離馬だと思えば体高が低いのも納得ですし、逆に母系が強く出たということですからスピードはかなり秘めているような気がしています。馬体重も460-470kgでデビューできそうですし競走馬としてはちょうど良いサイズ感です。

そして新進気鋭の若手上原祐厩舎厩舎というのも魅力的です。募集価格も3,000万円で牡馬の中では手頃でまさか実績で取れるとは思いませんでした。

ポイントでは24位タイで上位評価。今回出資が決定した馬の中で実は1番ポイントが高かったです。フィエールマン産駒の牡馬で面白そうな配合で取れたらラッキーくらいで考えていたのでこれは嬉しいサプライズでした。育成厩舎への移動もそんなに時間はかからなそうなので、短距離からマイルで早めに賞金を獲得して、できれば朝日杯FSからNHKマイルあたりを目指して欲しいですね。

馬体は語る2 [ 治郎丸敬之 ]
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