ダートグレード競走振り返り【ブリーダーズGC&サマーチャンピオン&不来方賞】

  • 2024年9月3日
  • 競馬

勝ったのは武豊騎手騎乗の圧倒的1番人気オーサムリザルト(牝4/池江)でした。単勝の人気は1.1倍と圧倒的支持を集めており、勝つのは当然でどんなパフォーマンスを示すのかという感じでしたが、3番手追走から1頭だけ別次元のレースをしているかのように持ったままでスルスルと先頭に立つと、特に追われることもなくそのままゴールして、つけた着差は5馬身🐎🐎🐎🐎🐎無傷の7連勝を達成しました✨

父Justify 母Blossomed(母父Deputy Minister)という血統のインゼルレーシング所属の外国産馬。1口160万円/50口で募集された牝馬になります。半姉は米国G1ホースですが、母は2003年産で、本馬は17歳の時の産駒。母父がDeputy Ministerの競走馬なんて最近なかなか見ることがなくなりました。だってDeputy Ministerは1979年生まれ。父Justifyの母父父父なので本馬はDeputy Ministerの5×2という離れたところでのクロスという珍しいケースです。だいたい1世代のズレで3×4とかが多いですからね。

これで本馬はBCディスタフへ無敗のまま向かうことに。過去にはマルシュロレーヌが同じローテーションで日本馬初のダートのBCを制しましたが、より米国血統の本馬の方が適性は高そうですから楽しみは広がりますね。

台風の影響で8/29から9/1に順延となったレース。JRA所属騎手の騎乗が不可となってしまったため、出走馬の半分以上が乗り替わりになるという超イレギュラーなレースとなりましたが、勝ったのは8番人気のアラジンバローズ(セン7/兵庫・新子)でした。中団からのレースで3コーナー手前から一気に押し上げて直線入り口ではラプタスとの一騎打ちに。最後は斤量差6kgもだいぶ活きて交流重賞初勝利となりました。

父ハーツクライ 母シークレットアセット(母父Awesome Again)という血統の下河辺牧場生産馬。2代母SmugglerはマザーグースS、CCAオークスと3歳牝馬G1を米国で2勝。本馬はJRA所属時代はOPクラスまで勝ち上がり、OPでも2着、3着の実績がありますが昨年から園田へ移籍。今回は54kgという斤量も味方してくれました。

讃えるべきは2着のユニオンのラプタス(セン8/渡辺薫)でしょう。直前の乗り替わり、スタートでの躓き、最重量60kgを背負って3/4馬身差の2着は実質勝利みたいなものです。JRA所属馬が軒並み下位に沈んでしまった中でJRA所属馬の意地を見せてくれました。一昨年の兵庫GT以来勝利がありませんが、その時以来の馬券圏内でもあったので復調気配?

2019年以降は岩手クラシックの三冠目だったのが今年からJDCに向けたステップレースとなり交流JpnⅡとなりました。勝ったのは武豊騎手騎乗の2番人気サンライズジパング(牡3/音無)でした。3角から先頭に並びかけると、サトノフェニックス、カシマエスパーダを振り切っての楽勝で重賞初制覇となりました。

父キズナ 母サイマー(母父Zoffany)という血統の追分ファーム生産馬。おじには豪州G1ホースのContributerがいる血統で、自身は昨年のJBC2歳優駿で2着、ホープフルS3着と2歳戦から二刀流の活躍を見せ、年始には若駒Sを勝利して芝のリステッド勝ち。皐月賞、日本ダービーにも出走して9着、12着でした。ダート1,600mのカトレアSでは惨敗でしたが1,800m以上の距離では安定した成績ですし、ダート中距離以上が本来の適性なのかもしれませんね。

8戦8勝の地元岩手の雄フジユージーンは4着と掲示板を確保。勝ち馬から2.2秒は離されましたが地方馬最先着でしたし、力は示せたのではないでしょうか?父ゴールデンバローズの妹のロマーシカに出資していたのでちょっと懐かしくなりました。

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