キャロットクラブ2023年産新出資馬紹介①【最優先で獲得したエトワールⅢの23】

キャロットの1歳馬募集で獲得した2頭を紹介💡

今日は最優先で当選したエトワールⅢの23(牝1/高野)についてです✨

本馬は父Wootton Bassettで募集価格5,000万円の持ち込み馬。今年のキャロットはアワブラ入りを考えて海外血統の馬に注目していましたが、サイズが出るまではトゥープレシャスの23の次点でした。しかしながら、向こうは小さい。仮に小さいながらも競走馬として活躍しても、繁殖としてサイズが小さいことはマイナスに働くので最優先の候補からは外れました。

父Woottton Bassettは競走馬としての成績よりも種牡馬として大活躍してクールモアに売却された欧州の名種牡馬。今はクールモアの種牡馬の中では最も高額な種付け料20万ユーロ。既に多くの活躍馬を輩出していますが、特に今年の2歳は9/15時点で8頭のステークスウイナーを出し、通算で50頭目のステークスウイナーが誕生。問題は日本での馬場適性ですが、矢作調教師が2023のアルカナセールでWootton Bassett産駒を落札し、その際にメディアには日本の馬場にも合うとコメントを残しています。

母のエトワールⅢは米国産のWar Front産駒で現役時代は愛国のスプリントG3フィリーズスプリントを制しています。母としてもNo Nay Never産駒の初仔No Nay Metsが芝短距離のステークスレースを3つ制して、G1のBCジュベナイルターフスプリントでも4着に入るなど能力を示しています。祖母のGagnoaはSadler’s Wells産駒でフランスで重賞を勝ち、フランスオークス、オペラ賞で2着、アイルランドオークス3着。近親にも活躍馬が多数いる母系です。

本馬の場合は血統構成がDarshaan、Sadler’s Wellsと日本では重めの種牡馬の名前が並びますがそこに母父が米国血統でDanzig晩年の最高傑作のWar Frontで血統表にノーザンダンサーが濃いですが、このWar Frontが入ることで重すぎないバランスが取れている感じがします。しかもWootton BassettもWar Frontも仕上がりが早いタイプの産駒が多いのでおそらく本馬は体力がつきやすく、2歳戦から活躍して3歳春にピークを持っていくタイプの馬に思えます。そう考えると現役期間は短いかもしれませんが2歳重賞から暮のG1まで目指すことができる馬だと思います。

馬体も既にかなり出来上がっている印象で早くから行けそう。そして厩舎が高野厩舎。牝馬を扱うのが非常に得意ですし、2歳戦もジャンタルマンタルで制しています。しかもキャロットとは相性が良く、特にキャロット×牝馬だとナミュール(マイルCS)、レイパパレ(大阪杯)、センテリュオ(オールカマー)と活躍馬が多い印象です。

馬体が発表されてツアーの開始前の時点では大人気で×が無いとかなり厳しいという馬で諦めかけていましたが、ツアーで短距離でしかも洋芝orダートというコメントがあったことから人気が下がったようですが、おそらく古馬になれば徐々にそうなるだろうということだと思いますが、2歳、3歳の間は芝のマイルくらいまでは体力の違いでマイルまでこなせてしまえるような気がします。2歳重賞を勝って早々にアワブラ入りを決めてくれるのでは?と個人的には思っていますが、果たしてどうなるでしょうか?

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