おはようございます。
ホワイトソックスがトレードでベテランRHPのLance Lynnをテキサス・テンジャーズから獲得しました。
Lynnは今シーズン84イニングというALで最長のイニングを投げ、6勝3敗 防御率3.32 奪三振89 WHIP1.06という成績を残しました。通算でも104勝を挙げており、2桁勝利は昨年まで7年連続。今シーズンが短縮シーズンでしたので、仮に同じペースでフルシーズン戦っていれば8年連続になっていたでしょう。しかも200イニング以上投げている年が3回あり、イニングイーターとしても優秀です。投球スタイルとしては4シームの割合が高く約50%、他にもカッター、シンカーなどを操るパワーピッチャーです。ホワイトソックスのローテーションは強力になりまして、RHP ルーカス・ジオリト、LHP ダラス・カイケル、RHP ディラン・シースにLynnが加わり、RHP マイケル・コペック、RHP レイナルド・ロペスもいます。
打撃陣は超強力なホワイトソックスですので、投手力の強化でポストシーズンの勝ち上がりを狙ってきました。今年は終盤に失速して、ポストシーズンも早々に敗退。しかし野手も若い選手も多いのでこれから強くなっていくのではないでしょうか。ちなみに今シーズンはAL、NL共に中地区はプレーオフを勝ち上がれませんでした、今年は同地区のみでの対戦でしたので、中地区はレベルが低かったという扱い。来年はそんなことを言われないように奮起して欲しいですね。
Lynnは髭モジャですが、ホワイトソックスにはすでに髭モジャのカイケルがいますので左右のローテ投手でモジャモジャしてますねw
Lynnのトレード相手としてテキサス・レンジャーズに移籍するのは25歳のRHP Dane Dunningと2019年のドラフト6位のLHP Avery Weemsです。Dunningは今2016年にナショナルズからドラフト1位指名され、その2016年12月にCF Adam Eatonとのトレードで先述のジオリトとロペスと共にホワイトソックスに移籍しています。(Eatonは今回FAでホワイトソックスに復帰)。Dunningは今年MLBデビューを果たして7先発で2勝0負 防御率3.97でした。球団内のプロスペクトランキングでも5位ですので期待の若手ですが来年26歳ですので、ホワイトソックスは他の若い投手を優先して、彼を放出しました。ただレンジャーズに移籍したことでローテの一角を担うことを期待されていると思いますし、ドラフト1位ですので潜在能力は抜群だと思います。新天地での活躍に期待しましょう。
これでまた先発投手が移籍しました、バウアーはまだ決まっていませんが、2番手以降のFA先発投手陣の動向にも変化があるかもしれませんね。