なぜイクイノックスには申し込まなかったのか

おはようございます。

先日の東スポ杯2歳Sを勝利し、一気に世代を代表するクラスの馬になったイクイノックス(牡2・木村哲厩舎)ですが、私は兄のラジオNIKKEI賞勝ち馬ヴァイスメテオール(牡3・木村哲厩舎)に出資しています。兄に出資しているのであれば弟にも出資していてもおかしくないと思いますが、イクイノックスには申し込んでもいませんでした…ということで反省も含めてなぜイクイノックスには申し込まなかったのか回顧したいと思います。

理由① キタサンブラック産駒だから

こちらイクイノックスの募集時の写真です。シャトーブランシュの19。1口8万円での募集でした。馬を見る目がある方はこの写真でも何かを感じるのでしょうか。正直なところ私はちょっと「華奢に見えるなぁ」と思ったくらいです。

こちら兄ヴァイスメテオールの募集時です。毛色の違いもあるかもしれませんが、ふっくらしていて腰高でまだまだ成長の余地がありそうです。顔もこちらの方が正直好きですね。

まぁ馬体云々よりも私はキタサンブラック産駒を評価していませんでした。キタサンブラック自体が突然変異的に強かった馬で、母系には魅力を感じないし、父もブラックタイドということでダートの方が走るのでは?と思ったくらいでした。もちろんこればかりは産駒が走ってみないと分からない部分はありますが、コストを抑えていい馬を引き当てたいのであればやはり「新種牡馬」を狙うべきですよね。産駒が活躍する前なので募集価格も据え置きでコスパが良いですし、将来の繁殖入り、種牡馬入りのチャンスも産駒がまだまだ少ないですからチャンスが広がると思います。ロードカナロアの初年度産駒のアーモンドアイ、エピファネイアの初年度産駒のデアリングタクト、今年で言えばモーリスの初年度産駒のピクシーナイト、ドレフォンの初年度産駒のジオグラフなどもそうですね。特にクラブには新種牡馬の産駒も実験的に多く募集されるので、その中で当たりを引けるかです。逆に3世代目以降の産駒は募集価格も上がりますので期待値が下がりますから、1、2年目の種牡馬を狙うべきですね。

理由② 母シャトーブランシュの評価が低かったから

イクイノックス(シャトーブランシュの19)の募集時点では母シャトーブランシュの産駒は初仔のミスビアンカ(牝4・高橋義)厩舎のダート1400mの未勝利勝ちのみで、ヴァイスメテオールもデビュー前でした。重賞を勝っている牝馬ですが、ポテンシャルはまだ半信半疑でしたし、母父キングヘイローの産駒が全く話題になっていない時でした。それが今となっては母として産駒3頭全て勝ち上がりで重賞馬2頭を生み出し、競馬界的にも母父キングヘイローが話題になってしまったので、キングカメハメハ産駒のヴァイスメテオールは7000万位の募集でもおかしくなかったかもしれません。初仔は体質的にも避けた方が無難(特に馬格のない牝馬)ですが、産駒デビュー前かデビュー間も無く大きな結果が出ていない母の2番仔、3番仔が募集価格も据え置きで期待値も高いですね。今後この血統が募集されても裕福な方か、1頭入魂の方しか手を出せない価格に値段設定されるのは間違いなさそうですね。もちろんそれでも産駒が活躍すればペイできますが、収支の期待値は種牡馬同様どんどん低くなります。

↑の過去の記事にも書いていますが、シルクでダービー馬に出資するには母シルクの馬を重視するべきと私は思います。ぜひ過去の記事も見てもらいたいのですが、その点では今母もシルク所属馬という馬の募集も徐々に増えていますし、これから重賞馬の仔も増えて来るはずです。そこが一つのポイントになると思いますので逃さずに引き当てたいですね。

*写真の掲載についてはシルクホースクラブより許可を得ています。

ROUNDERS VOL5 / 治郎丸敬之 【本】価格:2,200円

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