シルク追加募集馬 美浦編

【血統】父ハーツクライ 母父Awesome of Course。母はBCジュベナイルフィリーズなど米国G1を2勝しています。期待されている繁殖でしたが、ここまでの産駒成績ではOPクラスのスーパーフェザーが重賞で3着が2度ある位で、期待には応えられていない現状です。ずっとディープ、キンカメが種付けされていた中でハーツクライ産駒に変わっていますので一変があってもおかしくはありません。

【その他】もともとサンデーRの募集リストにあったにも関わらず、取り下げでシルクの追加募集ということは何かしらの怪我などがあったのかもしれませんね。それで一口10万円ですからリスクは伴います。ただ実績を積みたい会員さんには良いかもしれません。

【血統】父ロードカナロア 母父Super Saver。母は米国で未勝利。母の半姉に米国でG1 3勝のInformed Decisionがいます。イントゥミスチーフ産駒の半兄サトノアポロンはJRAダート短距離で2勝。半姉ファイナルアンサーはキャロット募集のハーツクライ産駒ですが、現状未勝利です。まだ繁殖能力は未知数ですが賭けてみても面白いですね。

【その他】この馬はセレクトセールでシルクが落札しましたから、もともと追加募集の噂はありましたね。ロードカナロア産駒で母系にはサンデーを持っていないことも考えると短距離寄りになりそうですね。

【血統】父エピファネイア 母父ゼンノロブロイ。祖母にメジロドーベルがいるメジロ牧場ゆかりの血統になります。母は芝中距離でJRA4勝を挙げたシルクの所属馬でした。初仔のロマンドブリエは現状未勝利ですが、2番仔で走ってくる可能性もありますし、大きなところを獲るには父エピファネイアは魅力です。それだけの値段もしますが…個人的には母父ゼンノロブロイはNGです。

【その他】シルクのメジロ血統は走る可能性が高いですから値段が許容できるのであれば。ただ半兄が芝でもダートでも2桁着順ですから繁殖としての母の能力は賭けですね。

【血統】父ハービンジャー 母父アグネスタキオン。母は未出走で引退。繁殖としては函館記念を勝ったルミナスウォリアーを産んでいます。ルミナスウォリアーはメイショウサムソン産駒でしたが、欧州系の血統の種牡馬と相性がいい可能性はあります。母15歳時の産駒ですから高齢の域には入っていると思います。

【その他】レイクヴィラファーム生産ですがメジロ血統ではなく、もともとノーザンファームで繋養されていた母が移動してきています。こういうタイプはどうなんでしょうか？あとは母父アグネスタキオンの脚元の弱さが遺伝しなければいいのですが。

【血統】父ダンカーク 母父キングカメハメハ。母はJRAで1勝。母系はダイナカールの血を引く血統ではあるのですが、エアグルーヴやカーリーエンジェルとは違いこのラインからは重賞で活躍している馬が多く出ている訳ではありません。全兄のシークレットランが芝中長距離路線で4勝、半兄アドマイヤルプスがJRAダートで4勝と2頭のOP馬が兄弟にいますから大きなところは獲っていませんが優秀です。

【その他】ダンカーク産駒ですが芝でもダートでも活躍が期待できそうですし、募集額も手頃ですから人気になりそうです。気になるのはセレクトセールの欠場ですね。

【血統】父サトノアラジン 母父Grand Lodge。母はJRA未勝利で登録抹消後に地方で1勝。兄弟は大きなところは勝っていませんが堅実に1-3勝するという成績です。ただ母17歳の産駒で下り坂に突入している可能性もあります。血統面も魅力はディープ系の種牡馬を付ければBurghclereの牝馬クロスが出来上がるということですね。ただ父の2世代目になりますが、最初の世代がイマイチなのが気がかりですね。

【その他】今回の募集馬では1番安いですが、父がその影響でしょうかね。生産の新冠橋本牧場は最近だとキャロットのザダルが出てますね。