ダートグレード競走振り返り【ダート3冠第2戦 東京ダービー 大井 ダ2,000m】

ダート3冠の2戦目となる東京ダービーが6/5(水)の大井競馬場で開催されました。羽田盃が寂しい少頭数だったのでダービーはどうなるのか?と思いましたが16頭フルゲートでの戦いとなりました。ただ羽田盃の覇者であるシルクのアマンテビアンコは骨瘤が出てしまったことにより大事を取ってダービーは回避。初年度から3冠馬誕生とはなりませんでした。

人気は三浦皇成騎手騎乗のラムジェットが1.7倍の1番人気。3連勝で重賞ユニコーンSを制しましたが、その時の2着のサトノエピックが2番人気。3番人気に羽田盃2着の牝馬アンモシエラとこの3頭が10倍以下の人気となりました。

レースもこの3頭が前につけてアンモシエラが逃げて、直後にサトノエピック、3番手にラムジェットという展開。3頭のデッドヒートかな?とも思いましたが最終コーナーでは1番手応えが悪くなったのが1番人気のラムジェット。大外を回りましたが、手応えが悪すぎて鞭が入りながら2頭に遅れる形となり、このまま沈んでしまうのかな?と思いましたが、直線に向くと盛り返し、ギアが上がると簡単に2頭を抜き去って2着のサトノエピックに6馬身差の圧勝。4連勝でJpnⅠ初制覇となりました。これで通算7戦5勝。ダートの世代頂点に立ちました。

父マジェスティックウォリアー 母ネフェルティティ(母父ゴールドアリュール)という血統。父の産駒のG1級のレースの制覇は4度目。盛岡2回、川崎1回、大井1回と全てが地方競馬場。ダートの優秀な種牡馬です。一口クラブで募集されたらなんとか出資したいと思っている種牡馬ではあるのですが、いかんせん人気になりますし、なかなか牡馬で募集されない…

母系は何と言っても祖母がダートの女傑ラヴェリータ。G1には手が届きませんでしたが重賞7勝でスパーキングレディーCは3連覇。ダートが主戦場で牝馬ながら3億円以上を獲得したというのはすごいことです。産駒からは大物が誕生してはいませんが孫が大仕事をやってのけてくれました。

三浦皇成騎手にとっては2022年のJBCスプリントのダンシングプリンス以来の交流G1制覇。あとは本当にJRAでのG1勝利だけなんですけどね。ただ今年は大チャンスな気がします。ここまでの11のJRAのG1は全て別の騎手が勝利しているからです。もちろんルメール騎手が休んでいたことも影響していると思いますが、長くG1を勝てていなかった騎手も勝っていたりしますから、良い馬が回ってくればチャンスはあるでしょうね。

3冠目のジャパンダートクラシックは10/2に同じく大井競馬場の2,000mで開催されます。順調ならアマンテビアンコとラムジェットの2冠を賭けた戦いが見られるでしょうね。

しかし全てが大井競馬場というのはやはり寂しいですね。しかも距離も1,800m、2,000m、2,000mと変わり映えがしませんからね。これは課題としてぜひJRA、NARには動いてもらいたいですね。例えば左回りのレースを入れるだけでも違うと思いますし、距離もこれ以上長いところは必要ないと思うので1,600m、1,800m、2,000mが良いのではないでしょうか?

来年はこの舞台に出資馬が立っていてくれたら嬉しいですね✨もしかするとアメリカンビキニあたりは可能性があるかもしれませんね💡

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