上半期に引退した出資馬の紹介。初回はキャロットの牝馬で6歳まで走り抜いたグランデフィオーレです。
2歳の6月に川田騎手を鞍上に阪神の芝1,600m戦でデビューするも4着に敗退。その後続戦するも連敗を喫して9月の中京芝1,400m戦に松山騎手と挑んだ3戦目に勝ち上がりを決めます。
その後のサフラン賞は桜花賞2着馬のサトノレイナスの4着。秋明菊賞は2着で後にスプリンターズSを勝つピクシーナイトに先着。つわぶき賞は1番人気に推されるも3着。この時点で2歳で6戦目。その後に1回目の骨折が発覚。
3歳10月に復帰するものの5連敗。芝の短距離路線では全く通用しなくなっていました。その後に2度目の骨折が発覚して復帰したのは5歳になってからでした。
復帰後に西園翔太厩舎への転厩も挟んでダート短距離路線に活路を見出し始めると、ダート1,200m戦で2戦連続の2着に入ります。そして5歳の2023年9月に阪神ダート1,200mの1勝クラスを鮫島駿騎手を鞍上に勝利。2歳の9月以来の勝利ということで3年ぶりの勝利となりました。
2勝クラスの初戦は手薄なメンバー構成ということもありましたが、5着に入着。これからこのクラスでもやっていけるのかな?と思いましたがその後は16着、13着で引退となりました。
通算成績 21戦2勝 2着3回 3着1回
途中2度の骨折がありましたが6歳まで走り抜いて通算2勝を挙げてくれました。グレイトフィーヴァー系はなかなか大物が出てこない訳ですがその中で2勝してしっかりと繁殖入りしてくれたことはありがたいですし、貴重なドゥラメンテの血を引く繁殖としてその血を繋いで行ってもらいたいですね。
まだどこの牧場でどんな種牡馬が付けられたのかも分かりませんが、生まれ故郷の白老Fだとすれば産駒がキャロットで募集される可能性もあると思いますが、2勝しか挙げられていないのでアワブラという訳ではありませんから募集されても全頭という訳ではなさそう。ただ募集された産駒には是非とも出資して見たいですね。