先週の気になる馬【12/28】+香港国際競走

  • 2022年12月28日
  • 競馬

おはようございます。

昨日のホープフルSの結果だけだと寂しいのでまだ振り返れていなかった香港国際競走についてです💡

ホープフルステークス 中山 芝2,000m

勝ったのは短期免許で来日中のムルザバエフ騎手騎乗の14番人気ドゥラエレーデ(牡2・池添学)でした。好スタートを決めて番手で折り合うと最後の直線も逃げるトップナイフとの一騎打ちになり、完全に逃げ切られたかな?と思ったところからグイっと伸びて差し切り勝ち。3連単200万馬券の波乱の立役者になりました。

人気は全くありませんでしたが父はドゥラメンテで母マルケッサ。祖母がアルゼンチンのG1を3勝したマルペンサで叔父にサトノダイヤモンドやリナーテがいるという良血です。ドゥラメンテ産駒はJRAだけで今年G1 6勝目になり、阪神JFもドゥラメンテ産駒のリバティアイランドが制しているので2歳世代で牡馬牝馬のチャンピオンを輩出しました。母父がオルフェーヴルの本馬ですが、オルフェーヴルは母父として初の重賞制覇がG1となりました。

本馬はダートの未勝利で勝ち上がって、前走は東スポ杯2歳Sを4着でしたので、芝での勝ち鞍がありませんでした。それもあって人気が無かったのでしょうね。これで問題になるのは来年以降の鞍上ですね。本馬はデビューから5戦全て別の騎手が乗っています。池添学厩舎ですから兄の謙一ジョッキーになるかもですね?

そしてスリーエイチレーシングは朝日杯FSのドルチェモアに続いての2歳G1制覇。クラブでも無いのにこれは凄いですね!うまく路線を使い分けしていくのか?それとも2頭で来年のクラシックを狙うのか、どういう判断になるのでしょうね?

香港ヴァーズ シャティン 芝2,400m

勝ったのはD.レーン騎手騎乗の日本馬のウインマリリン(牝5・手塚)でした。オークス、エリザベス女王杯の2着がありましたが、香港の地で見事にG1初制覇を成し遂げました。しかしウインと香港の相性は抜群ですね。レーン騎手との相性がいいのか、騎手の腕の差なのか、乗り替わりで好成績を残しています。一口6万円の馬から海外G1制覇✨スクリーンヒーロー産駒の牝馬は大成しないと目されていましたがついにスクリーンヒーロー産駒の牝馬のG1ホースが誕生しました。

このレース3度目の制覇を狙ったシルクのグローリーヴェイズは3着に敗れました。ラストランでの勝利は飾れませんでしたが香港では水を得た魚のように活躍しました。これから種牡馬入りすることが決まっていますので次のステージでの活躍が楽しみです。

香港スプリント シャティン 芝1,200m

勝ったのはR.ムーア騎手騎乗の地元香港のウェリントンでした。流石に短距離路線は地元勢が強いですね。参戦したメイケイエール、レシステンシア、ジャンダルム、ナランフレグにとっては勝負に絡むことができず、悔しい敗戦になりました。メイケイエールは5着でしたが途中引っ掛かったのかガツンと前に行ってしまいました。それでもよく粘りましたが、テン乗りの騎手には難しい馬というのが改めて分かりましたね。

香港マイル シャティン 芝1,600m

ここは大本命のゴールデンシックスティが敗れるという波乱。2番人気のZ.パートン騎手騎乗の地元香港カリフォルニアパングルがゴールデンシックスティの猛追を凌いでG1初制覇。4歳馬で次の世代の香港のこの路線の主役になるかもしれません。何と言ってもデビューから14戦連続連対中ですからね。

ここも日本馬は後方でいいところ無し。シュネルマイスター、ダノンスコーピオンというNHKマイルCを勝っている2頭で挑みましたが残念でした。最も無念なのは引退レースの予定だったシルクのサリオスですね。まさかの前日に左前破行が確認されて出走取消となりました。堀調教師のコメントを見る限りそのまま引退が濃厚のようですね。

香港カップ シャティン 芝2,000m

ここには日本馬5頭が参戦しました。レイパパレ、ダノンザキッド、ジオグリフ、パンサラッサ、ジャックドールというメンバーで挑みましたが、勝ったのはJ.マクドナルド騎手騎乗の地元香港馬ロマンチックウォリアーでした。日本馬最先着はダノンザキッドの2着でした。ただ4馬身以上離されての2着でしたので完敗でしたね。正直この部門のレースで大敗するとは思いませんでしたね…まぁ勝ち馬はQE2も制していますし、地元で負けられない思いもあったでしょうね。

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