出資1歳馬の現状-2023.10【キャロット&ユニオン編】

10月に入り、1歳馬選びも終了したということで、今月から出資1歳馬の現状を報告していきたいと思います。まずはキャロット&ユニオンです💡

まずはキャロットの2頭⏬

アドヴェントスの22(牝1/西園正)

  • 23/9/29  NF空港馬体重:479kg 
    騎乗馴致を終えて、現在はロンギ場でのフラットワークを開始しており、併行して調教コースでの馬場見せを行っています。与えられたカイバをしっかり食べることができており、健康そのものです。体高は低めながら、シルエットそのものには伸びやさが出てきたように、徐々に大人の体型へと成長してきました。移動前の放牧グループの中ではもっとも我が強く、収牧は1番手ではないと気が済まないタイプでした。この気性が闘争心へとつながってくれればと思っています。

我が強いというのは良さの反面、騎手とのコンタクトの際に問題になってきそう。体高が低いということで短めの距離が適距離でしょうか?

レディドーヴィルの22(牡1/吉岡)

  • 23/9/29  NF空港馬体重:445kg 
    騎乗馴致を終えて、現在はロンギ場でのフラットワークを開始しており、併行して調教コースでの馬場見せを行っています。今夏は暑く、馬たちにとっても苦しい日々が続きましたが、本馬は大きな問題を起こすこともなく、順調に放牧することができました。見た目のフレームは着実に成長し、筋肉の張り感も十分で、理想的なイヤリング時代を過ごせたことを物語っています。学習能力が高く、スタッフの手を煩わせることはそうありませんが、いくらか気難しいところを見せているので、注意しながら接していきます。

学習能力が高いというワードは嬉しいですね。手を煩わせることもないということで優等生という感じでしょうか。もう2回りくらい大きくなって欲しいところですね。

ここからユニオンの2頭⏬

ジレーネの22(牡2/石坂)

2023/09/26  ファンタストクラブ内木村牧場
早い時期に移動したため、新しい担当者との信頼関係を構築する時間やウォーキングマシーン運動を行うなどして馴致を始めるための基礎体力を強化する期間をしっかり取ることができました。幼少期は敏感な面を見せることもありましたが、昼夜放牧を重ねたことで気性面の成長が顕著です。それらをきっちり活かせたようで、馴致から騎乗に移るまでに時間を要すことはありませんでした。人のことを信頼することができていますし、教えることに対しての反応も実に素直です。現在は、屋内の角馬場や小回りの屋根付きのダートコースでダクとハッキングを乗っています。まだ馬場見せ程度の内容ですが、無難な対応を見せているため、スムーズに進行しそうです。

8月前半には育成牧場に移動。ここまでは問題なくトレーニングを積めているようですね。先日おじのシュバルツクーゲルが中山芝2,000mの新馬を勝ちました。本馬も来年おじに続いての新馬勝ちに期待したいですね。

コージーベイの22(牡2/武藤)

2023/09/26  奥山ファーム
引き続き、昼夜放牧を行っています。雄大なフレームで同世代の馬たちを凌駕するような馬体は、一段と凄みが増してきました。肩回りや臀部、腹袋などは大きく、そして中身がギュッと詰まっています。節々が大きく骨太の四肢は、この規格外の体をしっかり支え、見るからに丈夫そうです。精神面も強く、環境の変化に全く動じることがない立ち居振る舞いも、実に堂々としたものです。物事の善悪をきちんと理解しており、手が掛かった記憶は皆無だそうです。なお、馴致から乗り馴らしまでは、このまま奥山ファームで行い、本格的な乗り運動は当初の方針通りファンタストクラブ内木村牧場で行うことになりました。近日中に馴致を始める予定です

こちらは募集時から雄大な馬体の持ち主でしたが、さらにパワーアップしている様子。近日中にも乗り運動が開始されるようですので、ここからシェイプアップしながら質の良い筋肉をつけていって欲しいですね。

今回の4頭の内2頭はアルアイン産駒の牡馬。初年度産駒はまだまだ活躍しているとは言い切れませんが、良血の馬はこれからですし、注目していたテリオスルルがしっかり新馬勝ちを収めてくれました。2頭とも血統背景は素晴らしいものがあるので、来年が待ち遠しいですね。

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