来週は3歳未勝利戦ラストウィーク【昨年の勝ち馬たちのその後は?】

  • 2023年8月20日
  • 競馬

来週9/2、3で3歳未勝利戦が終了。ここで勝てない3歳馬は①引退②地方転出③ローカル1勝クラスに挑戦④入障の4択が迫られます。クラブ馬も多くは引退でしょうが、良血で十分使えなかったような馬は地方転出もあるでしょう。1勝クラスはそもそも出走できるかも分からない中での調整ですし未勝利で僅差の戦いが続いたような馬ならチャンスはあるかもしれませんが、それ以外の馬にとってはそもそものハードルが高いです。入障はスタミナがある馬ならワンチャンあるかなという感じです。

例年最終週の未勝利戦は超ハイレベルになってしまうのですんなり上のクラスで通用する馬も出てきます。今回は昨年の最終週の3歳未勝利戦17レースの勝ち馬のその後を振り返ります。

クリスタルウェイ(牡4/高橋文) 18戦2勝

新潟のダート1,200m戦を11戦目で勝利。今年に入りダート1,400mの1勝Cも勝利して2勝目。2勝Cでも掲示板入りしている。

ジュエルラビシア(牝4/蛯名) 6戦1勝 サンデーR

新潟の芝1,600m戦を4戦目で勝利。1勝Cでは2戦して7着、8着。

ナンヨーアゼリア(牝4/手塚) 12戦1勝

新潟の芝1,800m戦を6戦目で勝利。1勝Cでは3着が2回。

マイネルレノン(牡4/宮徹) 17戦3勝 ラフィアン

小倉の芝1,200m戦を10戦目で勝利。11月には福島でも1勝Cを連勝。今年の5月には新潟で2勝Cも勝利。3勝Cではまだ1戦のみですがローカルの平坦で面白そう。

タケトンボ(牝4/飯田雄) 15戦1勝

小倉の芝1,800m戦を7戦目で勝利。1勝Cでも2着、3着がありますがまだ勝てていません。今村騎手とのコンビの際には好走。

サンライズホーク(セン4/牧浦) 8戦4勝

小倉のダート1,000m戦を2戦目で勝利。デビューが3歳の6月と遅れ15着だったこともあり13番人気でしたが0.6秒差の圧勝。その後瞬く間に4連勝でオープンまで駆け上がりました。先日クラスターCにも挑戦しました。

カイザーレオン(牡4/伊坂) 16戦1勝 ノルマンディー

札幌のダート1,700m戦を9戦目で勝利。4馬身差の楽勝でした。1勝Cではまだ馬券圏内にはなっていません。新たな条件を試す必要がありそうです。

スコールユニバンス(牝4/矢作) 21戦3勝

札幌の芝2,000m戦を14戦目で勝利。2歳の9月デビューだったので約1年で14走してようやく掴んだ勝利でした。その後坂井瑠星騎手とのコンビで1勝C、2勝Cを勝利。3勝Cでも4着までは来ています。

ミニョンルミエール(牝4/和田雄) 16戦1勝 YGG

新潟のダート1,800m戦を12戦目で勝利。1勝Cでは3着が1回。減量騎手を使った際には上位争いに加わっています。

マイネルカグラ(牡4/引退) JRA18戦1勝 ラフィアン

新潟の芝2,200m戦を11戦目で勝利。11番人気での勝利で大逆転での未勝利勝ちを決めましたが1勝Cでは苦戦が続き、本年6月で引退。現在は別のオーナーのもとで地方で走っています。

フエキ(牝4/和田正) 13戦1勝

新潟のダート1,200m戦を8戦目で勝利。1勝Cでも福島ダート1,150mで2着。

エルザストラウム(牝4/武幸四郎) 13戦2勝 社台RH

小倉のダート1,700m戦を9戦目で勝利。当時50kgで騎乗していた今村騎手とのコンビで安定した成績を残していましたが1勝Cは減量の無い菱田騎手で勝利。

メイショウケイガン(牡4/河内) 9戦1勝

小倉の芝2,000m戦を8戦目で勝利。ザグレーギャッツビー産駒唯一のJRA勝ち馬。1勝Cでは昨年の10月の1戦のみでまだ戻ってきていません。

ワンダーブレット(セン4/笹田) 15戦2勝

小倉のダート1,700m戦を8戦目で勝利。小牧太騎手とずっとコンビを組んでいて、翌月の1勝Cも同じコンビで連勝。2勝Cでも3着が1回。

ゲイングラウンド(牡4/引退) 7戦1勝 キャロット

札幌のダート1,700m戦を7戦目で勝利。前走16着からの大逆転でしたがその後屈腱炎により引退。1勝Cを戦うことなく引退は残念。

ミッキーチャレンジ(牡4/中内田) 9戦1勝

札幌の芝1,200m戦を6戦目で勝利。4馬身差の楽勝でしたが、1勝Cでは人気になっているものの4着が最高。

サクラジェンヌ(牝4/和田勇) 10戦1勝

札幌のダート1,700m戦を7戦目で勝利。こちらも4馬身差の楽勝。同じく1勝Cでは4着が最高。

17頭のうち、OPクラスまでこの1年で昇級したのは1頭、3勝Cは2頭、2勝Cは3頭、残り11頭は変わらず1勝Cもしくは引退。ちなみに17頭の中でクラブ馬も7頭と半分とは言いませんが40%を占有しています。この1年で1番の出世はやはりサンライズホークでしょう。2戦目で未勝利を突破したように、理由があって使えなかった馬は最後の未勝利戦においてだけでなく、その後のキャリアも非常に楽しみ。今回も昨年のサンライズホークのような馬が出てくることに期待したいですね。

久保木正則の穴党競馬読本 [ 久保木正則 ]
価格:1,980円

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です