🇸🇦サウジカップデー Review🇸🇦

おはようございます。

現地時間2/25に開催された🇸🇦サウジカップデー。2022年は日本馬が4勝を挙げましたが、今年も大活躍。しかもクラブ馬が勝利を重ねました。

1351ターフスプリント G3

勝ったのは坂井騎手騎乗の広尾R所属馬バスラットレオン(牡5・矢作)でした。スタートを決めていつものように逃げます。直線では2番手につけていたレシステンシアをぐんぐん突き放して楽勝か?と思われたところから、カサクリードが猛追。そこをアタマ差凌いで勝利🏆昨年のゴドルフィンマイル🇦🇪に続いて海外重賞2勝目を挙げました。マイル以下なら芝でもダートでもやれるという二刀流の馬ですが、次は連覇を目指してゴドルフィンマイルに向かうとのことでしたが、その先には昨年同様にイギリス🇬🇧遠征も選択肢にあるようです。会員の方は矢作調教師の夢に付き合わされることになりますが、その辺は納得しているのでしょうか?ただ英国G1を勝つようなことになればとんでもないことになりそうです。

レッドシーターフH G3

勝ったのはD.レーン騎手騎乗の社台RH所属馬シルヴァーソニック(牡7・池江)でした。レースは3番手から進めて、直線に入るところでレーン騎手が上手く捌いて進路を確保。直線では良い手応えで2.1/2馬身の差をつけて勝利。ハンデ56.5kgとトップハンデの馬とは5.5kgの差がありましたから、ここはハンデ差を見事に活かしましたね。昨年は同じ勝負服、ステイゴールド産駒のステイフーリッシュが勝ちましたが、本馬もステイゴールド系の父のオルフェーヴルの産駒。やはり海外で強いですね。昨年は春の天皇賞で落馬、ゴール後に倒れたまましばらく動かない様子に心配しましたが、年末のステイヤーズSを勝利。これで長距離重賞を連勝となりました。祖母スキーパラダイス、母エアトゥーレ、兄キャプテントゥーレ、姉アルティマトゥーレなどがいる社台の誇る良血が海外で華を咲かせましたね。

サウジカップ G1

勝ったのは吉田豊騎手騎乗のパンサラッサ(牡6・矢作)でした。レースでは内枠から逃げると最後までしぶとく粘り、L.デットーリ騎乗のカントリーグラマーの追撃を凌いでG1 2勝目🏆🏆しかもドバイターフ🇦🇪とサウジカップ🇸🇦という芝・ダートの2つの高額賞金G1を海外で勝利するという偉業です。海外で芝とダートのG1を勝利した馬は今までいなかったのでこれは大偉業✨さすが世界の矢作先生。ダートは1度走って大敗しているにも関わらず、ここで勝利に導くとは…この馬にとっては逃げてしまえば関係ないということなんでしょうか?ロードカナロア産駒で母父モンジューですからダートの要素はありません。それでこのレースを制したのだから凄いです。賞金は1,000万ドル💰13億5,000万円ですから2000口募集の本馬でも1口あたりの賞金はとんでもないことになりますね…これでまた広尾の馬は人気が出そうです。昨年のドバイミーティングに続いての活躍ですからね。それ以外の日本馬も掲示板に入り、今年はフェブラリーSのレーティングが低かったように、強い馬がこちらに回ったのも大きかったのかもしれません。

日本馬のサウジカップ制覇は史上初。これで種牡馬入りも安泰でしょうか?まさかの非ノーザンの馬からロードカナロアの後継種牡馬になるかもしれませんね…

昨年は4勝した日本勢ですが、メインのサウジカップは勝てませんでした。ただ今年は3勝ですが、メインをしっかり制覇し、生産も三嶋牧場、社台F、木村秀則牧場とノーザンFではありません。騎手も坂井騎手、レーン騎手、吉田豊騎手と全てルメール騎手だった昨年とは一変しました。

広尾Rは6歳パンサラッサ、5歳バスラットレオン、4歳キングエルメスと各世代1頭は重賞を勝てる馬が潜んでいます。そこを引ければ大きいのですが、わかりやすく矢作厩舎なので人気になります。3歳馬ではキングエルメスの下にあたるテラステラが2勝を挙げて、ファルコンSに向かうようですし、広尾の3歳勢筆頭でしょう!ただそれ以外の厩舎に行く仔たちの成績は振るわず昨年もクラブでJRAでは8勝しかしていないのが問題ですね。それ以外の厩舎に行く馬の質ももっと上がってくると面白いクラブになるのですが…

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