2022年オークス出走のクラブ馬を分析

おはようございます。

5/22に優駿牝馬 オークスが行われましたが、牝馬にとって最も過酷な争いですが、最も欲しいタイトルとも言えるのでは無いでしょうか?

一口馬主としても桜花賞もそうですが、牝馬に出資したからには目指したい舞台だと思います。今回は2022年のオークスに出走したクラブ馬を見て、どういった馬に出資すればオークス出走に近づけるのかを考えてみたいと思います。

1枠2番 スタニングローズ

サンデーR 募集額:4,000万円 生産:ノーザンファーム

厩舎:高野(栗東)

父:キングカメハメハ 母:ローザブランカ(母父クロフネ)*サンデーR

*祖母ローズバド、叔父にローズキングダムがいるというお馴染みの薔薇一族。一族は何といってもG1には少し届かないことで有名だったが、ローズキングダムがG1ホースに。ただ牝馬のG1はまだ獲得できておらず、今回も惜しくも2着。

2枠4番 ルージュエヴァイユ

東サラ 募集額:1,200万円 生産:社台ファーム

厩舎;黒岩(美浦)

父:ジャスタウェイ 母:ナッシングバッドドリームズ(母父Frankel)

*祖母は2011年の凱旋門賞馬デインドリーム。母は英国生産馬でしたが、母系はドイツ血統。祖母の産駒は目立った活躍馬が出ていませんが、2021年産のLe Havre産駒が社台RHで募集予定。本馬の半妹(父マインドユアビスケッツ)も社台RHで募集予定。

4枠8番 ナミュール

キャロット 募集額:2,600万円 生産:ノーザンファーム

厩舎:高野(栗東)

父:ハービンジャー 母:サンブルエミューズ(母父ダイワメジャー)*キャロット

*母はキャロット所属で3勝を挙げ、阪神JF、桜花賞に出走。半兄に短距離路線で活躍のヴェスターヴァルト。曽祖母にキョウエイマーチがいる血統なのでBCディスタフを制したマルシュロレーヌと同じ血統。

6枠11番 ベルクレスタ

サンデーR 募集額:4,000万円 生産:ノーザンファーム

厩舎:須貝(栗東)

父:ドゥラメンテ 母:ベルアリュールⅡ(母父Numerous)

*母は愛国生産馬で本馬の半姉に2017年のヴィクトリアマイルを制したアドマイヤリード(父ステイゴールド)がいる血統。半姉アイリッシュベルはシルクで募集されていたが未勝利。母の産駒はセール、クラブ募集とどちらにも出てくるが、セールに出た馬の方が成績が良いw 本馬もまだ1勝。

7枠13番 パーソナルハイ

G1レーシング 募集額:6,000万円 生産:追分ファーム

厩舎:矢作(栗東)

父:ディープインパクト 母:パーソナルダイアリー(母父City Zip)

*母は米国産で芝G1のデルマーオークスを制覇。Seeking the Gold、Tiznowなど日本と相性の良い種牡馬の名前が母系にある。母にはディープ、ドゥラメンテ、ハーツと日本の名だたる種牡馬がつけられており、追分Fの期待の繁殖牝馬なのでしょう。産駒は現状全てG1レーシング募集。

7枠14番 シーグラス

ラフィアン 募集額:1,300万円 生産:ビッグレッドファーム

厩舎:武藤(美浦)

父:ゴールドシップ 母:マイネプレセア(母父マイネルラヴ)*ラフィアン

*父は昨年オークス勝ち馬ユーバーレーベンを輩出。母は障害でも勝利を挙げている。母系を辿るとクリアアンバーの名前があり、そこからアンバーシャダイ、サクラバクシンオー、イブキマイカグラなどが出ている。

8枠16番 プレサージュリフト

サンデーR 募集額:2,400万円 生産:ノーザンファーム

厩舎:木村哲(美浦)

父:ハービンジャー 母:シュプリームギフト(母父ディープインパクト)*サンデーR

*母はサンデーRに所属して芝の短距離で5勝。北海道の舞台が得意で、OP特別1勝、函館SS2着、キーンランドC3着。半姉オールアットワンス(父マクフィ)もアイビスSDを制すなど短距離血統。

社台RH 募集額:2,800万円 生産:社台ファーム

厩舎:高柳瑞(美浦)

父:ドゥラメンテ 母:サザンスターズ(母父Smart Strike)

*祖母スタセリタはフランスの名牝。仏オークス馬でもあります。そしてその産駒、つまり本馬の叔母にソウルスターリング(父Frankel)がいて、こちらは日本のオークス馬です。社台Fの中では今1番の名牝系では無いでしょうか?

以上が今回出走したクラブ馬です。

18頭中“8頭”がクラブに所属している馬でした。中でもやはり本家本元のサンデーRが3頭も送り出しています。いい馬がサンデーRには多いということもあるのでしょうが、やはりクラブ間でもサンデーR優先でローテが組まれるのでしょうね。シルクやウインの馬が1頭も出ていないのは意外でした。

生産は流石ノーザンファームですね。この中でも3頭。他の出走馬を含めると6頭も送り出しています。社台Fも勝ち馬を含めて2頭送り出しました。

クラブ馬ということで募集額を見てみましょう。この8頭の募集額のレンジは

“1,200万円〜6,000万円”

平均は

“約3,000万円”

となります。パーソナルハイが値段を押し上げていますが、1,000万円台も2頭いますし、勝ち馬も2,000万円台の募集でしたから一概に高ければいいという訳では無いです。若干サンデーRは高めですね。

血統を見てみると、結構重そうな血統(欧州系、洋芝適性)が入った馬が出走してきていますね。父を見てもハービンジャーやゴールドシップ。また母が欧州生産の馬や洋芝で活躍した馬などが多いです。

本気でオークスの出走を狙うとすればやはりサンデーRの馬に出資するのが良さそうです。そしてその中でも価格は1口100万円以下が狙い目と言えるかもしれませんが、この辺は募集でも人気のラインですからね。ただどのクラブも今の傾向は早くから活躍できる米国型の母系が求められているように感じます、そんな中でも牝馬を選ぶ時は欧州傾向が強そうな馬を狙ってみると他のクラブでもオークス出走のチャンスがあるのでは無いでしょうか?

私の出資馬で見てみるとハイアーレルム(牝2・安田隆)がまさに当てはまります💡父はハーツクライで母系は欧州型。母は愛国生産で母父Galileo。半姉は愛国G1ホースで、叔父には欧州最強マイラーのロックオブジブラルタルがいます。これは今から来年のオークスが楽しみです✨まずは1勝ですけどねw

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