おはようございます。
オーストラリアの競馬といえばTha Race that stops a Nationとも言われわざわざ祝日が制定されているメルボルンカップが有名ですが、もっともレベルが高いのはスプリント路線✨過去にはブラックキャビアが25戦25勝の成績を残し、レーティングで世界No.1になったこともあります。
ダーレーオーストラリアの拠点は2つあり、ニューサウスウェールズ州にあるKelvinside、ヴィクトリア州にあるNorthwood Parkが拠点です。南半球にあるのでシャトル種牡馬も多くいますが、今回はあくまでオーストラリアの種牡馬を紹介します。
Kelvinsideにいるのが種付け価格$132,000のExceed And Excelです。名前は聞いたことがある方もいると思いますが、どんな馬なのかというと2000年生まれでオーストラリアでG1を2勝、スプリント戦線で活躍した馬ですが、種牡馬になってから多くの活躍馬を輩出。10/10時点で16頭のG1ホースを輩出し、95頭のステークスウイナーを輩出。種牡馬として豪州主要短距離レースを全て制覇するという偉業を成し遂げ、産駒はセリでも高額取引されています。デインヒルの直系種牡馬で2歳戦から強いのも特徴です。
その息子Bivouacも同じスタッドに所属しています。こちらはゴドルフィンの生産馬で現役時代は1200m-1400mの豪州G1を3勝、競走馬時代は父以上のレーティングを記録し、22戦7勝の成績で引退。2021年シーズンからスタッドインしています。父の産駒で最も賞金を稼いだのは香港所属のMr Stunningですが、セン馬ですから後継としての筆頭はBivouacになります。種付け料$66,000ですから父のちょうど半分。そう考えるとお手頃感もありますから、多くの繁殖を集めそうですがデインヒルの2×4を持っているので、豪州主流血統の繁殖牝馬とは配合し辛いかも?
そのほかにもLonhroやStreet Boss(シャトル)といった種牡馬もここには繋養されています。
もう一つの拠点Northwood ParkはKelvinseideよりちょっと小粒なメンバーですが、Brazen Beauという種牡馬がいます。2011年のオーストラリア産でスプリントG1を2勝しています。こちらはデインヒルを持っていませんがその父Danzigの3×4のクロスがあります。既にニュージーランドでG1ホースを輩出、9頭のステークスウイナーを輩出しています。やはり父同様スプリントからマイルまでの馬が多いです。種付け料は$49,500と上記の馬たちよりお手頃です。
オーストラリア産ではないのですがBlue Pointもかなり面白そうです。こちらはシャトル種牡馬なので別の機会に。
スプリント戦線が盛んな豪州競馬ですが、デインヒル系は日本でも活躍していますし、母系に入ることでスピードが補われます。豪州系の繁殖牝馬も輸入されてクラブで募集されているケースも多いですから、豪州の種牡馬にも注目しておきたいですし、もしかしたら持ち込み馬で募集された際の父として上記の馬たちの名前があるかもしれませんね。