おはようございます。
シルクの3頭の牡馬が種牡馬入りすることになりましたね💡
種牡馬入りは牡馬でなければできませんから、牡馬の方が人気があるのは納得ですよね〜
《グローリーヴェイズ(牡8)》
繋養先:ブリーダーズスタリオンステーション
戦績:20戦6勝(主な勝ち鞍:2019&2021香港ヴァーズ)
6勝のうち香港での勝利が2つ。香港ヴァーズの2勝の他にもラストランの3着とQEⅡの2着もあり、香港の水が合ったようです。日本でも日経新春杯、京都大賞典を勝利し、天皇賞・春2着と京都の中長距離での成績が目立ちます。シャティン競馬場は京都競馬場にも似ているということで3コーナーからの下り坂がこの馬には向いていたのかもしれません。
レイクヴィラファーム生産の本馬は母系にはメジロ血統が多数。曽祖母にはメジロラモーヌがいます。父がディープインパクトということで同じ系統の種牡馬は多数いますし、成績が長距離寄りということでトレンドには向かない種牡馬になると思います。
近親の活躍馬も少ないので種牡馬として疑問符は残りますが、海外競馬で活躍した馬の種牡馬での成功で言えばステイゴールドがいます。ステイゴールドもサンデーサイレンス産駒で血は飽和していましたが、ディープ系と双璧をなす位の繁栄を見せています。ディープ系の本流となる種牡馬はキズナ以外まだ出ていない現状ですから”第2のステイゴールド“になる可能性も秘めているかもですね。
《サリオス(牡6)》
繋養先:社台スタリオンステーション
戦績:15戦5勝(主な勝ち鞍:2019朝日杯FS、2020&2022毎日王冠)
3戦3勝で朝日杯FSを制覇してクラシックの主役になりかけましたが、同じ世代にいたのが3冠馬コントレイル…神様のイタズラなのか…。コントレイルがいなければ皐月賞、ダービーは勝てた可能性が高いですもんね。
2020年の毎日王冠以降の勝利が無く、ハーツクライ産駒の早枯れか…と思っていましたが昨年の毎日王冠で復活。大型馬ということも考えての選択だったのかもしれませんがマイル以下のレースを選択されることが多かったです。もしも中距離のレースを選択していたらもうちょっとできたかもしれませんが、これはタラレバです。
社台SSでの繋養になった大きなポイントは成績ではなく、母系でしょう。母サロミナはドイツオークス馬。姉サラキアは重賞を勝ち、エリザベス女王杯、有馬記念で2着。弟エスコーラは5戦4勝。未勝利から4連勝でOP入り。妹のサリエラは3戦2勝でローズS2着。秋華賞に出走できる権利がありましたが回避しており、今後が期待されます。
ハーツクライ産駒の種牡馬はジャスタウェイを筆頭にスワーヴリチャード、シュヴァルグランなどが種牡馬入りしており、2022年ダービー馬ドウデュースもいます。ただスワーヴリチャード、シュヴァルグランは明らかに長い距離が良いタイプ。ジャスタウェイは2,000m以下に強かったタイプで、サリオスはマイルでG1勝ちがあるようにジャスタウェイ寄りだと思われます。スピード能力が高そうですし、馬体も大きいので小柄な牝馬からも需要があるということでは無いでしょうか?
《ダイアトニック(牡8)》
繋養先:ユーロンスタッド(豪州)
戦績:26戦10勝(主な勝ち鞍:2019年&2022年スワンS、2022年阪神C、2022年阪急杯など)
2歳のデビュー戦で勝ち上がり、徐々にステップアップして4歳で重賞を初制覇。6歳時は1戦しかできませんでしたが、7歳だった昨年に重賞を3勝と持続的に強かった印象があります。
特に強かったのが芝1,400mです。重賞4勝をこの距離で挙げており、日本に芝1,400mのG1がもしあったらこの馬が勝てたでしょうね〜
今回の種牡馬入りは先方からのオファーがあったとのこと。ロードカナロアを父に持ち、母父サンデーサイレンスという血統の本馬は日本だとかなりの制限がかけられてしまいますから、海外で種牡馬入りできるというのはかなりラッキーですね✨しかも短距離が主流の豪州からのオファーですから、なかなか見込まれているのではないでしょうか?マイナーな地域での種牡馬入りというのは聞きますが豪州は競馬が盛んですし、馬産もダーレーだって牧場を持っているくらい盛況ですからね。
阪神Cで有終の美を飾ることができた本馬。逆輸入の産駒なんかも出てくるんでしょうね!
3頭ともシルクの馬ということで出資者の方には種牡馬の買取金額が分配されますから羨ましいですねぇ✨こんな牡馬に私も出資してみたいですね〜
*写真の掲載についてはシルクホースクラブより許可を得ています。