フィエールマン引退でブリーダーズSSで種牡馬入り

おはようございます。

フィエールマン(6牡・手塚厩舎)の引退が1/6に発表されました。個人的に大好きな馬だったので残念です。天皇賞・春3連覇もかかった年でしたしね。ただ右前脚の球節の繋靭帯炎ということで長期の離脱になってしまうことから、年齢も考え引退となりました。ディープ産駒では珍しい長距離で活躍した牡馬ですし、何より4歳、5歳と古馬になってG1を勝つことがディープ産駒の牡馬ではかなり稀です。どうしても世界的な種牡馬の需要としては1600m-2000mでの競走成績が重視されますが、フィエールマンは昨年の天皇賞・秋でも2着に来てますし、使い分けの問題で走らなかっただけなのでは?と思ってしまいます。社台SSでの導入にならなかったのもその点の問題かと思いますが、これだけ安定感のある馬ですから産駒が募集されたらぜひ出資したいですね。アルアイン、フィエールマン産駒は個人的に応援したいです。

母リュヌドールはフランスの馬でイタリアの当時のG1リディアテシオ賞を勝っています。3歳時にはジャパンカップにも出走して7着でした。2000m前後の距離を主戦にしていた馬で、父のGreen Tuneも1600mから2000m位で活躍した馬です。ですから決してフィエールマンもただの長距離馬ではないはずです。欧州系の母系であることから、日本では長距離で他の軽めのディープ産駒より適性を示したのでしょう。ミスプロ系の繁殖とは好相性でしょうし、米国型早いスピードの父を持つ牝馬と組み合わせれば意外に1400m-1800m位でも面白いかも…と妄想してしまいます。産駒のデビューは2024年ですが楽しみですね。