先週はキャロットの3歳未勝利馬ヴィントシュティレ(牝3/古賀)が出走。初めての芝1,800m戦でしたがメンバーレベル的にも勝ち上がりを期待したいところでした。
3/9 中山5R 3歳未勝利 芝1,800m
ヴィントシュティレ(牝3/古賀)
事前の注文通りにストレスを与えないように馬込みを避けて外を追走しながら、前目でのレースになりました。しかし4コーナーでの手応えが悪く、勝ち馬の切れ味に屈しました。それでも最後まで伸びていて4着に入り、優先出走権は確保しました。
- 24/3/9 古賀厩舎9日の中山競馬ではまずまずのスタートから道中外の3番手を追走する。直線では外から勝ち馬に一気に交わされてしまうが、最後までしぶとく脚を使って4着。「競馬場に着いてからの雰囲気は悪くなく、返し馬に入る直前の表情を見ても、この馬なりに気持ちを保てているかなと思えましたね。重馬場での競馬になりましたが、土曜日の最初の芝レースでなおかつ外目の枠に入ったので、それを前向きに捉えて送り出しました。それで実際の競馬では、外の3番手を追走とギリギリ馬場の良いところを走らせてくれ、少し力みは見られたものの折り合いは問題なく進められていましたね。そのまま直線での伸びを期待したけど、結果的には最後までジリジリになってしまいました。ジョッキーに話を聞くと『枠なりのポジションになりましたが、馬場を考える悪くない流れの中、直線へ向かえました。まだ体幹がしっかりしていないせいか、追ってからもうひとつギアが上がってこず、最後は内にモタれ気味になってしまいました。申し訳ございません』とのことでした。気性的にはやはり気を遣うタイプですが、それでも普段からオン・オフが利くようになっていて、今日も気性面で手こずったと言う感じはなく、それよりは馬体の緩さの影響が大きいそうです。すごくキレイないいフォームで走る一方、まだ芯の部分でしっかりしきれていない分、求められたときにギアが上がり切らない感じでしょうか。それでいて掲示板に来ているように力はありますから、何とか結果につなげていきたいです」(古賀師)直線は勝ち馬に一気に抜けられてしまい抵抗できませんでしたが、馬体の緩さと馬場の影響で内にモタレて苦しくなりながらも、最後まで粘り強く走り切ってくれました。悔しい結果にはなりましたが、競馬へ向かう過程と競馬の内容自体は決して悪くありませんでしたから、1戦ごとに力をつけて何とか結果に結び付けていきたいものです。今後はレース後の心身の状態を確認してから判断していきます。
まだ馬体がしっかりとしてきておらず、尚且つ重馬場ということが馬には堪えたのかもしれません。それでも苦しみながらも最後は馬を交わして4着だった頃を考えるとそこまで悲観する必要も無いかもしれません。ただ同じ厩舎の未出走馬が2着だったと考えると、馬の能力はまだまだなのかなぁとも思いますね。
個人的にはこのあとはローカルの平坦を求めていった方が良いかなぁ?と思いますね。最後の直線もちょっと勢いが落ちましたし、急坂が厳しいのかもしれません。新馬で好走した時も新潟でしたし、福島、新潟に回る方が良いかもしれませんね。
権利内で芝1,600m-1,800mのレースとなると3/23、24の中山か4/7の中山or福島が可能性がありそうです。成長待ちの状況ではありますが、せっかくの権利を無駄にしたくも無いですから、ここは続戦で良いのでは無いでしょうか?
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