おはようございます。
先週はドバイの他に日本で4重賞、しかも高松宮記念が開催と忙しい週末でしたね💡
毎日杯 阪神 芝1,800m
勝ったのは角田大河騎手騎乗の5番人気シーズンリッチ(牡3・久保田)でした。内で脚を溜めて、直線は外に出して他馬の間を割って伸びて来ました。テン乗りの角田大河騎手は2年目で重賞初制覇。前走は共同通信杯で6着でしたが、タスティエーラに続いて共同通信杯組からの重賞制覇となります。
父はドゥラメンテで母エバーシャルマン(父ハーツクライ)の血統。母も宇田オーナーの馬でしたが、中距離で2勝をあげています。この馬はドゥラメンテ×アルゼンチン母系というヴァレーデラルナやドゥラエレーデと同じようなタイプなので将来ダートでもやれそうな気がします。そして母父ハーツクライなのでサンデーの3×3、トニービンの4×4を持っています。これはハーツクライとドゥラメンテの母であるアドマイヤグルーヴの血統構成が似ていることから来ていますが、さらにトライマイベストとエルグランセニョールの全兄弟クロスも5×5で持っているということで近しい血統構成の組み合わせでできた馬。もはやドゥラメンテ産駒はどんな配合相手でも結果を残すようになりましたね。最初は欧州型との組み合わせしか興味が無かったのですが…
日経賞 中山 芝2,500m
勝ったのは横山和騎手騎乗の2番人気タイトルホルダー(牡5・栗田)でした。いつも通りに逃げて直線では後続は手も足も出せずに8馬身差の圧勝でした。これは春の天皇賞に向けて弾みがつきますし、連覇濃厚に感じますね。
こちらもドゥラメンテ産駒ですが王道の母系が欧州タイプの重たい血統。こちらの方が距離は持つタイプが出ています。クラシックを狙うならスターズオンアースもそうでしたが、今のところはこの王道タイプを狙った方が良さそうです。
これで日経賞は横山一家で4連覇
2020年 ミッキースワロー 横山典
2021年 ウインマリリン 横山武
2022年 タイトルホルダー 横山和
2022年 タイトルホルダー 横山和
なんですかこれは😵❗️秘訣でも伝授されているのか?
マーチステークス 中山 ダ1,800m
勝ったのは津村騎手騎乗の5番人気ハヤブサナンデクン(牡7・吉村)でした。ダートには水が浮く程の不良馬場。3番手追走から直線では先に抜けたウィリアムバローズを猛追。最後に届いたところがゴールでした。
父ゴールドアリュール、母父クロフネという「The 日本のダート」という血統。昨年はナランフレグが高松宮記念を制したゴールドアリュール産駒ですが、JRAでダート重賞を勝つのは2020年の武蔵野Sのサンライズノヴァ以来。既に死亡している父なのでもしかするとJRAの重賞制覇はこの先あるのか?という位産駒は少ないですがダート馬は流石に息が長いですね。祖母のホワイトカーニバルはフェアリーS勝ち。近親にチャンピオンズC勝ち馬のサンビスタやその仔であるジレトールがいます。
高松宮記念 中京 芝1,200m
勝ったのは団野騎手騎乗の12番人気ファストフォース(牡7・西村)でした。雨で馬場は不良。不良馬場の高松宮記念は2014年以来。ちなみに2020年以降は重→重→重→不良とここ最近天気に泣かされているG1レースです。それもあって荒れやすいレースですが、今年も大波乱。後方寄りにいた馬の決着となりました。2021年CBC賞を小倉で勝ってからは勝利がありませんでしたが、前走のシルクロードSも2着だったように重賞で上位に入る力はありました。鞍上の団野騎手はデビュー5年目でこれがJRAG1初制覇。昨年の丸田騎手もこのレースがG1初制覇でした。管理する西村真幸調教師にとってもJRAG1初制覇になります。
血統は⏬
読み返すとCBC賞のタイムは日本レコードでしたね。デビュー戦の芝2,400mが異彩を放ってますね。まさかその半分の距離でG1を制覇することになるなんて❗️