先週の重賞振り返り【スプリングS&阪神大賞典&ファルコンS&フラワーC】

  • 2024年3月17日
  • その他

勝ったのは北村友一騎手騎乗の7番人気ダノンマッキンリー(牡3/藤原英)でした。後方3番手からのレース。大外に持ち出されると1頭だけ全く違う脚色で差し切り。重賞初制覇となりました。

父モーリス 母ホームカミングクイーン(母父 Holy Roman Emperor)という血統。母自身は英1000ギニーを制しているG1ホース。半姉のShaleもモイグレアスタッドSを制しているG1馬。叔父にはG1を6勝してカルティエ賞年度代表馬にも選ばれたDylan Thomasがいるという良血馬。セレクトセール2億2,400万円という超高額取引馬。

ここ2戦の成績が冴えず人気はありませんでしたが、ここは名誉挽回の重賞制覇となりました。モーリス産駒でここまでの切れ味を持っている馬も珍しいかもしれませんね。

勝ったのは津村騎手騎乗の2番人気ミアネーロ(牝3/林徹)でした。中団からのレースでしたが、馬場の内を突いて伸びると中山の急坂にも負けずに伸びて重賞初制覇となりました。

父ドゥラメンテ 母ミスエーニョ(母父Pulpit) 母のミスエーニョは米国G1デルマーデュピタントSを制しており、祖母のMadcap EscapadeもアシュランドSを制したG1ホースです。半姉ミスエルテは新馬→ファンタジーSを連勝して朝日杯FSでは1番人気に推された馬でした。早熟に終わってしまいましたが姉妹で重賞ホースになるくらいですから、やはりこの血統のポテンシャルは高いですね。

これがシルクの3歳世代初の重賞勝ち馬。昨年のクラシックでは全く出番が無かったシルクですが、これで本馬は春のクラシック路線を進むことができますね。

勝ったのはルメール騎手騎乗の1番人気シックスペンス(牡3/国枝)でした。3番手からレースを進めて、直線ではちょっと促しただけで前の馬をあっさりと抜き独走。デビュー3連勝で重賞初制覇となりました。POG指名馬でもあり、2021年産のキャロット募集馬で最高評価だった馬だったので非出資ですが、これは嬉しい重賞勝利✨

父キズナ 母フィンレイズラッキーチャーム(母父Twirling Candy)という血統。母はG1マディソンSの覇者で現役時代はアメリカで11勝を挙げた優秀な牝馬。父キズナの産駒はこの世代が5世代目で復活するだろうと思っていましたが、ジャスティンミラノ、クイーンズウォークに続いて世代重賞3勝目。完全に復活しましたし、牡馬でもこれだけの馬が出てきたのは朗報ですね。

ここまで3戦全て中山で走っているので当然皐月賞でも!となりますが、問題は鞍上になりそうですね。ルメール騎手は牝馬のレガレイラがいますし、本家サンデーの馬となるとこちらが乗り替わりとなりそう。前走は石川騎手が乗っていますが、果たしてどうなるのでしょうか?

国枝厩舎念願の牡馬クラシック制覇もかかる重要な1頭ですからね💡

勝ったのは菱田騎手騎乗の2番人気テーオーロイヤル(牡6/岡田)でした。3番手からレースを進めて直線では後続を突き放す展開で5馬身差の楽勝でダイヤモンドSに続く重賞連勝、通算3度目の重賞制覇でG2は初制覇でした。

血統は割愛しますが半兄メイショウハリオという全く違った個性を持った面白い兄弟。こちらは3,000m以上の距離では必ず馬券圏内には入ってくる完全なステイヤーですね。昨年は天皇賞・春3着でしたから、今年はその雪辱を果たしたいところ。この距離のレースは冬から春にかけてしかビッグレースが組まれていませんから、ここが大一番ですね。

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