母になった元出資馬たち【繁殖牝馬になった元出資馬のその後を追ってみた】

奥山ファームさんの火災の件もあり、そういえば元出資馬ってどうなっているのかな?と気になってしまい、JBISで調べられるだけ調べてみました。

2017年産

ロマーシカ(シルク 父ゴールドアリュール)

JRA時代は4着が最高。デビュー戦はO.マーフィー騎手が騎乗してくれたのが懐かしい。5戦未勝利の後にサラオク行き。地方では浦和で走って16戦6勝 2着4回 3着3回と安定した成績を残して繁殖入り。お産の状況はわかりませんが、2023年はステルヴィオが配合されているとのこと。半兄ゴールデンバローズはJRA5勝、半妹レディフォースもダート短距離でJRA3勝ということで血統的にも期待できそう。ステルヴィオはダートでは1戦のみで10着でしたが、果たしてどういった産駒になるのでしょうか?

レッドルピナス(東サラ 父ディープインパクト)

2歳でデビューするもなかなか勝ち上がれず、地方に転籍。3歳のうちに2勝して中央に復帰しますが、10連敗で迎えた5歳秋の新潟芝1,400m戦。18頭立ての14番人気で単勝100倍超えでしたが、ここを勝利してJRA初勝利となりました。その後1戦して引退。行き先が不明でしたが、吉田ファームにいる様子。これは東サラの預託なのか?それとも売却されているのか?東サラと関係ない牧場なので売却されているのかもしれませんね。ちなみに初年度の交配はモーリス。無事なら今年誕生予定。

レッドシノン(東サラ 父カジノドライヴ)

JRA時代は3戦未勝利。フェアリードール牝系で姉や妹たちは勝ち上がっていますが、JRAで勝ち上がっている産駒は皆ロードカナロア産駒。父の力の影響の方が大きいのかも…

新冠の田端牧場にいるようで既に2頭の産駒が誕生。どちらもレッドベルジュール産駒ということで何かこだわりを感じます。2023年はロジャーバローズを種付け。初仔はセプテンバーセールで110万円と超格安取引。初仔は今年デビューです。

2018年産

ルージュジェイム(東サラ 父Fastnet Rock)

2歳でデビューするも怪我で1戦のみで引退。芝短距離で使われるところを見たかったですね…近親にライトニングパールやサトノクラウンがいる血統。門別の庄野牧場で繁殖生活を送っているようで、初仔は昨年誕生。父はフォーウィールドライブ。米国の芝短距離で重賞2勝している父ですから、完全に短距離を意識した血統で面白そう。2023年はサトノアラジンを配合。

2019年産

ルージュレイア(東サラ 父ハーツクライ)

何と言っても命名馬。母はオーストラリアのG1ホース。自身はJRA8戦未勝利でしたがルメール騎手が2度騎乗してくれたりと期待されていました。繋養先は分かりませんが、故郷の社台Fにいるという噂も。2023年はルーラーシップを配合ということでなかなか期待できそうな血統構成💡トニービンの3×4のクロス持ちということで息の長い活躍が期待できそうです。社台Fにいるということは東サラでの募集の可能性もあるのか?

エバーフレッシュ(シルク 父ハーツクライ)

JRA6戦未勝利。母はG1パーソナルエンスンSの勝ち馬で産駒のブレーヴジャッカルは3勝。オブセッションは無事なら重賞タイトルも期待されていた馬でした。行き先は不明なのですが、初年度の配合相手はニューイヤーズデイがつけられています。社台SSに繋養されている種牡馬をつけられているので社台Gに残っているのか?ハーツクライもダートで産駒が活躍しましたし、ダート感が強まっている配合ですね。

果たしてこの中でクラブで再度募集されるような馬はいるのでしょうか?

こういった楽しみ方ができるのも一口クラブならではですかね💡

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