諏訪牧場さんの思い出

  • 2021年11月15日
  • 競馬

おはようございます。

以前東北牧場さんの記事を書いたときに出て来ました諏訪牧場さん

私が幼少の頃住んでいたところからも近く、新幹線の駅にも近かったことから事あるごとに目にはしていました。そして何故か幼少の頃からよく名前を聞く牧場さんでした。古くは「緑の刺客」グリーングラスを輩出した牧場でもありますが、私の中での諏訪牧場さんはタムロチェリーです。私が競馬をテレビで見るようになったのが2001年。この年の武蔵野Sで白いのにクロフネという馬の衝撃的な勝ち方を見て魅了されてしまいました。そしてその年の暮れにさらに私を惹きつける出来事が起こったのです。阪神JFでこのタムロチェリーが7番人気の低評価を覆して優勝したのです。2着が9番人気アローキャリーで馬連2万5350円の波乱。鞍上O.ペリエはマイルCSのゼンノエルシド→JCのジャングルポケットに続いての史上初の3週連続G1勝利。西園調教師もこれがG1初勝利となりました。青森産馬のG1勝利は上述のグリーングラス以来となり、テレビの前でそんなに競馬に興味のない父が「グリーングラス以来だってよ!」と騒いでいたのを今でも覚えています。

そんな諏訪牧場からは近年だとミライヘノツバサがJRA重賞でも活躍してくれました。この馬もタムロチェリーの血を引く馬です。タムロチェリーは3頭しか産駒を残すことができず、ガンで死んでしまいました。その3頭の中の1頭が唯一の牝馬がシルバーチャーム産駒のタムロブライトでした。そのタムロブライトから生まれたのがミライヘノツバサです。タムロチェリーの血を残すにはこのタムロブライトから牝系が繁栄するしか手段はないのですが、実はまだ2頭しか牝馬は生まれておらず、しかもそのうちの1頭は既に死亡してしまっています。残る牝馬は東北牧場さんの記事にも出てきたミライヘノノゾミというジャスタウェイ産駒のみ。既にこの馬も諏訪牧場での繁殖入りが決まっており、お母さんとしての期待がかかります。

昔私がサラブレッドに興味を持ち出した頃、叔父に「諏訪牧場に連れて行ってあげようか?」と言われたことがありました。叔父も競馬好きで部屋には「優駿」が山のようにありました。当時は断ってしまいましたが、今考えれば行っておけばよかったですね。なかなか青森に行くこともないですし、コロナで馬に会うことも難しくなってしまいましたからね。ちなみに私の祖父も競走馬に深く関わっていたことがあり、なかなかご存知ないかもしれませんがゲイタイムというエリザベス女王の所有馬でもあった種牡馬に騎乗したことがあると言っていました。

青森はかつては北海道と二分する馬産地だったにも関わらず、今は牧場の数も大幅に減り、青森産の馬は限られています。ただその中でも青森産馬の復活のために日夜頑張っている人、馬がいます。今青森には種牡馬として前回記事にした馬たち以外にもケープブランコ、アルデバランⅡ、オールブラッシュ、ウインバリアシオンなどがいます。なんとか再び青森の馬産が注目されるような日が来てほしいですね。

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