香港国際競走レビュー

  • 2021年12月16日
  • 競馬

おはようございます。

12/12に行われた香港国際競走。日本馬12頭が参戦した4レースを振り返りましょう。

🇭🇰香港ヴァーズ G1 芝2,400m

勝ったのは🇯🇵グローリーヴェイズ(牡6・尾関)でした。後方から進め、直線外に出してからの伸びは流石でした。”マジックマン”J.モレイラ騎手とのコンビで2年ぶりの同レース制覇となりました。シルク最強世代の1頭ですが、日本ではG2 2勝止まりでG1は天皇賞・春の2着がある位です。坂のあるコースが苦手で関東馬ながら京都で重賞2勝。直線に上り坂のない🇭🇰シャティンのコースがこの馬には合ってるんでしょうね❗️メジロラモーヌ、メジロライアンなどのメジロ牧場ゆかりの血が流れる本馬。種牡馬入りの話はまだ出ていないようですが、来年7歳。ディープ後継馬がたくさん種牡馬入りしていることを考えると種牡馬<現役の選択なのかも?

🇭🇰香港スプリント G1 芝1,200m

勝ったのは地元の🇭🇰スカイフィールド(セン6)でした。日本では9番人気と伏兵の扱いでしたが、レースは先行していた馬が故障で落馬。後方の馬は避けきれず他に3頭も巻き込まれて落馬となってしまいました。日本馬も巻き込まれピクシーナイトは落馬、ダノンスマッシュは落馬はしませんでしたが大きく後方に置かれてしまいました。ピクシーナイトはレース直後には「馬体に異常はない」との報告でしたが左膝の骨折が判明、鞍上の福永騎手も骨折。🇭🇰の2頭が予後不良となりました。かなりショッキングな映像でした。実際に死亡した馬もいるくらいですから出資者の方も気が気ではなかったと思います。骨折してしまいましたがまだ3歳ですからしっかり治せば十分今後のチャンスもある馬です。日本馬はレシステンシアが2着と頑張りました。G1での2着は5回目。今年のスプリントG1は高松宮記念、スプリンターズSに続いての2着です。世が世なら十分最強馬の称号を得ていてもおかしくない成績なのですが…ダノンスマッシュはこれで引退、種牡馬入りが決定しています。サンデー系を持たないロードカナロア産駒ということで人気は間違いないでしょうから、父の無念は産駒に託しましょう。ケイアイファームから2世代続けて出ているスプリント王ですから3世代目にも期待です。

🇭🇰香港マイル G1 1,600m

勝ったのは地元の英雄🇭🇰ゴールデンシックスティ(セン6)でした。これで16連勝❗️血統は完全に米国ダート血統で父メダグリアドーロ 母父ディストーテッドヒューマー 母母父シアトルスルーなんですが、なぜか芝で活躍するという面白い馬です。日本のサリオスも逃げて3着と頑張りましたが、ここは勝った馬が強すぎました。他の日本馬もここではちょっと敷居が高かったですね。

🇭🇰香港カップ G1 2,000m

ここを勝ったのは🇯🇵ラヴズオンリーユー(牝5・矢作)でした。見事に引退レースの花道を飾りました。直線ではロシアンエンペラーとヒシイグアスの狭い間を伸びてきましたが、その勝負根性たるや感服です。2020年シーズンは1勝もできず、ディープ産駒特有の早枯れかと思いきや今年は海外G1 3勝という快挙🥇🥇🥇募集時は高すぎて、こんなの回収できる訳がないと思っていましたが、出資された方は大成功でしたね。こんな名馬に出資できた訳ですから。今後はノーザンFで繁殖入りだと思いますが、お婿さんに注目ですね。そしてDMMで募集されるのかが会員さんにとっては大事でしょう。2着のヒシイグアスも頑張りました。正直ゴール直前まで勝ったと思いました。今年は順調に春〜秋まで使うことができませんでしたが、実力はあるんだということを示しました。来年の中距離戦線では注目の1頭となりそうです。

さて結果は🇯🇵2勝🇭🇰2勝となりました。香港スプリントは予想外の結末でしたが、地元馬がレシステンシアを抜かせなかった訳ですからやはり短距離路線はまだまだ香港勢に追いつけていないのが現状でしょう。

来年は不完全燃焼に終わったピクシーナイトがスプリントでやり返してくれるのか?日本でもグランアレグリア引退で主役不在のマイル路線で新星が現れて来年はゴールデンシックスティと肩を張れるのか?短距離路線で世界ともう一度戦える馬を育てて欲しいですね。

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