🇦🇪ドバイワールドカップデーReview🇦🇪

おはようございます。

現地3/25に開催されたドバイワールドカップデー🏆今年は日本馬が3勝🥇🥇🥇

しかも3歳チャンピオンを決めるUAEダービー、準メインドバイシーマクラシック、メインのドバイワールドカップと良いところを総取り✨

UAEダービー メイダン ダ1,900m

勝ったのはデルマソトガケ(牡3・音無)でした。スムーズに先手を取って直線では2番手以降を突き放すのみ。サウジダービーは3着でしたがそこから転戦でドバイに入って見事に優勝。これでケンタッキーダービーに向かうのではないでしょうか?

日本馬が1-4着までに入るというレース結果でしたのでレベルがどうだったのか?と言われると微妙なところかもしれませんが、海外遠征でしっかり結果を残しましたし、今回は2着に5.1/2馬身の差をつけての圧勝というのは収穫ですね。

父のマインドユアビスケッツはドバイゴールデンシャヒーンを連覇していましたからドバイの地も合うのかもしれませんね。母のアムールポエジー(父ネオユニヴァース)は関東オークスを制しています。ネオユニヴァースは本当にダートで良い味を出してくれますね。まさか2冠馬がダートで輝くなんて…血統は分かりませんね。1番しっかり競馬を見ていた頃の馬なので懐かしいですし、感慨深いです。

ドバイシーマクラシック メイダン 芝2,410m

勝ったのはイクイノックス(牡4・木村哲)でした。10頭立てで押し出されるような形でハナに立ちましたが、結局マイペースに持ち込んで直線でもノーステッキでの圧勝。トラックレコードまで叩き出しました。追っていたらとんでもないタイムに…と思ってしまいますね。これはレーティングがどうなるか楽しみです。

ルメール騎手にとっては17年前にハーツクライで勝利して、そのハーツクライが先日旅だったということもあって感慨深いものがあったと思います。日本人がルメール騎手の手腕を知る事になったのはハールクライとのコンビの影響が大きいですからね。

血統は今更触れませんが、敢えて言わせて頂くとすれば彼はヴァイスメテオールの弟です。兄の分まで”強く”、”逞しく”生きて欲しいです。

今年の目標はどこになるのか?賞金が加算されるのでJCには出走した方が出資者の方々からすると良いと思いますが、BCターフを狙っているようにも伺えます。そうなると出走間隔的にJCは厳しい気がするのでどうするんですかね?敢えて凱旋門賞に挑戦するのは体質的に弱いこの馬には良くないと思いますし、日本馬にとっては鬼門中の鬼門ですから選択肢から外した方がいいと思います。一応母系にはトニービン、ダンシングブレーヴという凱旋門賞馬の血が流れてはいますけどね。

ドバイワールドカップ メイダン ダ2,000m

個人的にサプライズは何と言ってもこのレースです。言ってもUAEダービーは過去にも勝っていますし、シーマクラシックも同様。しかも戦前からイクイノックスが抜けて強い感じがありました。そんな中やってくれたのがウシュバテソーロ(牡6・高木)でした。道中最後方という海外のダートでは厳しそうな位置でしたが、4コーナーに差し掛かるところから猛追。最後も突き抜けて勝利。日本馬のこのレース2勝目となりましたが、ヴィクトワールピサが勝った2011年はAWでの開催でしたからダートで勝ったというのは初めてです。

父はオルフェーヴル。オルフェーヴル産駒の海外ダートG1勝利はマルシュロレーヌのBCディスタフもありますが、本当に意外性の種牡馬。そして海外に強いのは祖父のステイゴールドから脈々と繋がれているんですね。母のミルフィアタッチ(父キングカメハメハ)はダートでJRA3勝。母系にはシアトルスルーの血も流れていてダートでの活躍はキングカメハメハが上手く母系の良さを引き出してくれているからでしょう。そして何と言ってもオルフェーヴルの万能性と精神力。あんなに人気が落ちた種牡馬だったんですが打率は低くても大物を出せる魅力を秘めていますね…。2020年産の現3歳世代は32頭しか血統登録されていませんので成績は振るいませんがそこまでは何だかんだで毎世代で重賞勝ち馬を出していますからね。2022年産も92頭の血統登録と3桁を切っているのでどこま募集があるか分かりませんが賭けてみたい種牡馬ですね✨

しかし、しかし水を指すようですが出走15頭で日本馬8頭と過半数が日本馬というのはどうなんでしょう?米国のトップクラスの馬は避けているんですかね?確かに昨年のBCクラシックの覇者のフライトラインは引退していますが、米国勢が2頭のみの登録。連覇を狙ったカントリーグラマーも一流なのは認めますが、絶対的な存在では無いんですよね…。それだけ米国も混沌としている状況なのかもしれません。米国馬にとっても遠征になりますから、敢えて挑戦しないということもあるのかもしれません。ということは本馬アメリカに乗り込んでもチャンスはある!と言えるのかもしれません。

個人的にはロードノースのドバイターフ3連覇も外国馬ですが、讃えたいですね。同一G1を3年連続で勝つなんてことは日本でも起こっていないこと。それを英国調教馬が異国の地のドバイで成し遂げているのだからすごいです。しかもこのレースはどちらかといえば日本馬が十八番としているレースで、アウェーなはずなんです。その逆風を押し退けて3連覇ですから、素晴らしい。しかもここ最近はこのレースでしか輝かないというロードノース。7歳になりましたが来年どうするのか?騸馬ですから現役続行も十分あり得ますので、4連覇見てみたいですね。

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