早期組は具体的なデビュー戦の話まで出てきてる2歳馬。昨年はマローディープ(セン3/木村哲)が1週目からデビューを果たしましたが、まだ未勝利。早期デビューはそれだけチャンスも多いですが、勝ち上がれないと”意味はなし”
ヴィントシュティレ(牝2/古賀)
- 23/4/24 NF天栄24日にNF天栄へ向けて移動しました。「この中間も乗り込みを順調に重ねることができていましたので、このタイミングで一先ずNF天栄まで移動させることになりました。脚元に注意しながら進めてきましたが、ここまでは問題なく推移していましたので、このまま無事にデビューまで向かってほしいですね。移動前にいくらか皮膚病が出ていましたので、そのあたりのケアを施した上で送り出させて頂きました。空港牧場へ入場した当初は精神的に敏感な面もあった馬なので、まずは環境の変化にしっかり適応してもらいたいと思います」(空港担当者)
移動第1号は本馬でした。この感じなら夏前くらいにデビューは可能ではないでしょうか?
ルフトクス(牝2/杉山晴)
- 23/4/28 NF空港この中間から騎乗運動を再開しており、現在はロンギ場でフラットワークを行っています。現状で脚元に不安を見せることはありませんが、以前から前バランスで走る傾向にあったので、この機会にロンギ場で走りに修正を加えるようにしています。厩舎サイドからもそのようにしてほしいと要望が出ていますので、しばらくは走りのバランスを整えていくイメージで動かし、そのうえで本格的な調整へと移行していく考えです。
まさかの寝違えにより脚元に外傷を負うという不運がありましたが、騎乗運動を再開。これを機に走りに修正を加えています。POGの本でもいくつか取り上げられているようで、芝でも十分やれるというコメントもあるようです。やはり私の見立て通り、配合次第でニューイヤーズデイは芝でもいけるということですね。
ベストミーエヴァー(牝2/国枝)
在厩場所:ノーザンファーム早来
担当者「この中間も基本的な調教メニューに大きな変更はありません。週2回は周回コース1,200mを軽めのキャンターで乗った後に、坂路コースをハロン14~15秒ペースで1本登坂し、週1回は坂路コースをハロン16秒ペースで、さらに週2回は周回コース1,800mを軽めのキャンターで乗り込んでいます。ハロン14秒のペースでも最後まで余裕を持って駆け上がっていますよ。徐々に速いペースにも対応できるようになってきましたし、この調子で引き続き移動に備えて乗り込んでいきます」馬体重460kg
こちらも各種媒体で取り上げられています。距離適性がよくわからない?みたいな話も載っていたような。ハロン14秒でも余裕があるというのは心強いですね。5月移動予定なのでGW明けですかね?
ストロングタイズ(牡2/萩原清)
在厩場所:ノーザンファーム早来
担当者「この中間も坂路コースと周回コースを織り交ぜた調教を進めています。坂路では引き続き3ハロン48秒の乗り込みを中心に調教を行っていますが、乗り運動再開後は右トモの状態は気にならないですし、動かそうと思えば終いハロン15秒まで動けるぐらいの余裕が窺えます。常歩の捌きは硬めではあるものの、走り出せば安定したキャンターを見せてくれますし、手応えにも余裕があります。乗り込みを進めていくにつれて緩んだ馬体も締まってスッキリしてきましたし、この調子で乗り込んでいくことが出来れば、7月頃の移動も視野に入ってくるのではないかと見ています」馬体重475kg
移動は遅くなるのかな?と思いましたが7月移動も視野に入って来るぐらいになっているようです。これなら年内、秋にはデビューできるのでは無いでしょうか?
ファイナルスコアの21(牝2/田中博)
在厩場所:ノーザンファーム空港
担当者「この中間にはウォーキングマシンのみのリフレッシュ期間を設けていましたが、現在は坂路コースと周回コースを織り交ぜた調教メニューを再開しています。坂路では引き続きハロン15秒ペースで乗り込んでいますが、終始良い手応えで登板することが出来ています。依然として我の強さはあるものの調教に支障が出るほどでは無いですし、跨った感触や背中の感じは相変わらず良好で、センスの良さを感じるだけに、心身共に噛み合えば先々が楽しみな馬だと思いますから、しっかりと成長を促していきたいと思います」馬体重471kg
気持ち×身体の成長が噛み合えば、良いセンスを持っていると評価されているだけに楽しみです。ペース的にも悪く無いですし、脚元の怪我だけは気をつけて欲しいです。
*写真及びコメントの掲載については両クラブより許可を得ています。