先週の気になる馬【グランアレグリア・レフトゥバーズ・プライドランド】

  • 2020年11月23日
  • 競馬

おはようございます。

今日は先週の3日間開催で気になった馬を取り上げたいと思います。

今回は

22日阪神11R マイルチャンピオンシップを勝ったグランアレグリア(4牝・藤沢和厩舎)

21日東京5R 2歳新馬を勝ったレフトゥバーズ(2牝・萩原清厩舎)

23日阪神10R 猪名川特別(2勝クラス)を勝ったプライドランド(4牡・高野厩舎)

この3頭の共通点は何かお分かりの方も多いかもしれませんが、ディープインパクト×Tapitの配合です。

Tapitは現役時代はダート1800mのG1ウッドメモリアルS勝ちを含む6戦3勝という何方かと言えば平凡な成績で種牡馬入りをしています。産駒は大活躍し、初年度の種付け料が1万5000ドルだったのが2018年には30万ドルと爆上がりです。今は落ち着きましたが、それでも20万ドルの種付け料です。

血統を見てみると父のPlupitはA.P.Indy系の種牡馬ですので、米国クラシックに強い血統ですのでスピードの持続力に優れていると見られます。そして母型にはFappiano→Unbridledと流れる快速の血が入っており、スピード能力を補完していて日本でも早くから活躍できる馬が多いのはこういったところからも影響を受けているのかもしれません。Tapit自身も2歳時に重賞を勝利していて早くから走っていました。

ディープインパクトは亀谷さん曰く本当は晩成型の馬だったので、産駒も体力的に古馬になってから本格化するはずである。ただ日本のクラシックで活躍しているディープ産駒は母型に米国型を入れて早くから活躍させているとのこと。その分早枯れしてしまう産駒も多いが…

グランアレグリアは2歳で阪神JF、3歳で桜花賞、4歳で安田記念、スプリンターズS、マイルCSと古馬になっても変わらない、むしろより強くなっている気がしてならないが、3歳時に無理をさせていない(3戦のみ)からこそなのかもしれない。これから先はどれくらい成長力が残っているのかが鍵になってくると思う。

レフトゥバーズも血統的にこれからも注目される馬だと思うので、これからのローテがどうなるかだが3歳前半まではひとまず面白い存在になるかもしれない。

おまけで22日の阪神10R 西宮ステークス(3勝クラス)を勝ったゴースト(4騸・橋口厩舎)を取り上げたい。馬というよりもこのレースが面白かったのだが、社台RHの馬が5頭も出走し1番人気、2番人気、3番人気、4番人気、6番人気と上位人気独占。社台の運動会状態。実況も大変だなと思って見てましたが、なんと勝ったのは8番人気のゴースト。しかも勝負服の柄は違うが使っている色が一緒!とこれまた紛らわしい馬でしたが、社台の運動会を制したのはノーザンファーム産の馬でした。ゴーストの関係者の皆様おめでとうございます。