ゴドルフィン血統への憧れ〜ダーレー・アメリカ編〜

  • 2021年10月16日
  • 競馬

おはようございます。

日本→豪州ときまして続いては米国です。米国の拠点はケンタッキー州にあるJonabell Farmです。ここにはStreet Cry産駒のStreet BossStreet Senseや日本でもお馴染みのMedaglia d’Oroなど実績のある種牡馬が多くいます。この辺りの馬は母父としても既に日本にも入ってきています。それもそのはずでMedaglia d’Oroは26頭、Street Bossは8頭、Street Senseは11頭のG1ホースを輩出しています。そのほかにもダノンスマッシュの母父Hard Spunもここに所属しています。こちらも14頭のG1ホースを輩出しています。

既に実績がある馬よりもこれからの馬を紹介したいので、ここではNyquistを紹介したいと思います。競走成績は11戦8勝、プリークネスSで敗れるまで無傷の8連勝。その間にBCジュベナイルやケンタッキーダービーを制しています。2歳戦から活躍できてクラシックでも成績を残すことができるというのが種牡馬として成功する要素ですので、まさにそれを可能にする馬だというのが自身の成績からも分かります。父がUncle Moで母の血統にはStorm Cat、Seeking the Goldの名前があり、もしかしたら日本の芝でもいけるのでは?と思います。初年度産駒からG1ウイナーを2頭輩出しており、実際カナダの芝G1サマーステークスを産駒のGretzky the Greatが制しています。もう1頭は自身と同じくBCジュベナイルを制覇と産駒は2歳戦から活躍し、フレッシュサイアーランキング2020のトップとなりました。2021年の種付け料は$75,000と金額も上がってきています。

もう1頭はダーレーの生産馬Frostedです。こちらは19戦6勝の成績で1600m-1800mのG1を3勝しています。芦毛の馬なのですが、それは父のTapitから受け継いでいます。Tapit×デピュティミニスターですから、日本のダートで走っていてもおかしくない血統ですね。こちらはNyquistとは異なり、2歳時は1勝のみで4歳の時にG1を2勝しています。ケンタッキーダービー4着、ベルモントS2着と示しているように本格化は古馬になってからという馬です。初年度産駒はNyquistと同じく現在3歳ですがこちらはステークスウイナーは出ていますが、G1ウイナーはまだ出ていません。産駒も古馬になってから本格化すると思いますし、これからの成績に注目しておきましょう。

ダーレー・アメリカにも面白そうな種牡馬がいっぱいいますね。実績を出している馬たちは母父として関わることが多そうですが、若い2頭の馬も持ち込み馬で出資のチャンスがあれば見てみたいですね。日本は古馬の方がダートの路線は確立しているので日本のダートではFrostedの方が面白いかも?

【ウマスマ】


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