おはようございます。
この冬、レギュラー格の選手の積極的な補強を試みているのが大谷選手が所属するロサンゼルス・エンゼルスです💡2023シーズン終了後に大谷選手はFAになりますが、契約延長できるのか？それともそのままFA？もしくはシーズン途中にトレード？そもそも球団売却？といろいろ憶測される中ですが、オフシーズンの補強を見ていると2023シーズンはチームの戦力がなかなか揃ってきそうな気がします。
まずFA選手の補強として発表されたのが元LADのタイラー・アンダーソン(32)でした。エンゼルスの先発投手陣は大谷くらいしか信頼できる投手がいない中で、2022シーズン15勝を挙げたアンダーソンの加入は大きいです。ただ２桁勝利を挙げたのは今シーズンのみ。もちろんこれまでの所属チームが弱かったのもありますが、LAAでもLADと同じくらいのスタッツを残せればいいのですが。これでLAAのローテーションは大谷以外が左腕のアンダーソン、サンドバル、デトマース、スアレス、デービットソンとなります。流石に偏りすぎている感じもありますが、どうでしょう？問題は後ろですからね。
今のところ発表されている中継、抑えの獲得については、マイナー契約で2015-2020までHOUに所属したクリス・デベンスキー(32)とATLのジェイコブ・ウェブ(29)を獲得。またCOLからFAになっていたカルロス・エステベス(29)と2年契約を結びました。デベンスキーはHOUでの実績がありますが、2018年以降は右肩下がり。昨シーズン、今シーズン共に防御率は8点台。マイナー契約ですからお試しでという感じでしょうか？ウェブは2019年にATLで36試合に登板して防御率1.39、2020年の短縮シーズンも8試合で10イニングを無失点、防御率0.00を記録。2021年は成績を落として、2022年はマイナーでも防御率6点台でした。復活してくれれば大きな戦力になってくれそうです。エステベスはCOLで6シーズンプレーして防御率は4.59ととても期待できなさそうですが、COLの本拠地クアーズはヒッターズパークですから本拠地が変わって変化があってもおかしくありません。直球のスピードが魅力です。
内野手の補強としてトレードで獲得したのが元MINのジオ・アーシェラ(31)です。NYYの3BとしてのイメージがありますがSSも一応できます。LAAはサードにレンドンがいますから、基本的にはSSでのプレーを予定しているんですかね？如何せんエンゼルスのSSベラスケスは打てませんからね…アーシェラもガンガン打つタイプでは無いですが、AVG.は2割後半位はコンスタントに残せますし、HRも2桁は打てます。あと守備もユーティリティ性があるので怪我人や大谷が休養日の時などには重宝されますね。
外野手の補強としてトレードで獲得したのが元MILのハンター・レンフロー(30)ですね。これで4シーズン連続での移籍になりますが、それまではSDでプレー。SDの2013年ドラフト1位(全体13位)ですからね。当時からパワーは変わりません。昨シーズンもBOSで31HRを記録しています。最近はAVG.250以上の成績を残していますが基本的には低打率、低出塁率の選手でSDの最終年2019年もHR33でAVG.216、OBP.289で確実性はありませんでした。ただ外野手としての強肩は非常に魅力的で、2021年シーズンは16、2022年シーズンは11の補殺を記録しています。基本の守備位置はRFですがエンゼルスではどうするのか？トラウトをDHにする時にはCFでも使えます。これで元有望株アデルの立ち位置が危ういですね…
ユーティリティー枠で獲得したのが元SDのブランドン・ドゥルーリー(30)です。2022シーズンはCINとSDでプレー。CIN時代はHR20本打ち、OPS.855を記録していましたが、ジョシュ・ベル同様に成績は移籍後に下降線。打率、出塁率、長打率、OPSと全ての指標がダウンしてしまいました。それでも2022シーズンから適応になったユーティリティー部門のシルバースラッガー賞を受賞。2022シーズンは内野全てのポジションを守り、RF、DHでも使われていました。2022シーズンで記録されたエラーは3Bでのものが全てなので3B以外なら安心かと。
エンゼルスはやはり売却が濃厚なのか大型FA選手との契約は避けていますね…大谷選手もチームを出た方が得られるものが多い気が個人的にはしますが、こんなに自由に野球ができるのはチームが弱いからこそとも言えます。30歳も近いのでそろそろ投打どちらかに専念しないと選手寿命に影響が出そうな気もします。ただ常人では無いのも明らかなので関係ないのかなぁ😅