おはようございます。
先週は雪の影響で東京競馬場は土曜日の開催時間が遅くなりましたが、メインレースは稍重に馬場も回復していました。馬場造園課の方々の努力に感謝です。
クイーンカップ 東京 芝1,600m
勝ったのは川田騎手騎乗の6番人気ハーパー(牝3・友道)でした。中団待機でレースを進め、直線では残り200mのところで内から寄られて外に弾かれる不利がありました。ただそこからラスト100mを再加速で差し切って重賞初制覇となりました。
父ハーツクライで母セレスタはアルゼンチンの2歳牝馬チャンピオンです。半姉にはJBCレディスクラシックを昨年勝利したヴァレーデラルナがいます。ハーツクライは2020年産の産駒初の重賞制覇で、2008年産の産駒デビューから毎年の重賞制覇となっています。ハーパーという名前を見た瞬間はMLBのブライス・ハーパー?と思いましたが、ハープを演奏する人のことなんですね💡
アルゼンチンの牝系ですからノーザンダンサーのクロスが無くても早めから活躍できるハーツクライ産駒なのかもしれないですね!
共同通信杯 東京 芝1,800m
勝ったのはルメール騎手騎乗の3番人気ファントムシーフ(牡3・西村)でした。前目につけて先行押し切りという内容。流石にホープフルS4着ということで実力を示しましたね。これで4戦3勝ですから一気にクラシックの本命候補に名乗りを上げました。和田騎手、福永騎手が乗ってここはルメール騎手でしたが、今後はどうなるんでしょうね?
父はハービンジャーで母ルパンⅡ(母父Medaglia d’Oro)という血統。この馬の血統が面白いのはArriveとHasiliという全姉妹クロスを3×3で持つというところです。さらに言えばデインヒルの3×3も持っており、ハービンジャーの父ダンシリ(父ダンシリ×母Hasili)と本馬のPromising Lead(父デインヒル×母Arrive)は100%同血の2×2とも言える配合です。これだけ極度のきついクロスを持っている馬なんて日本では珍しいですが、谷川牧場さんの狙いの配合なんでしょうね✨
本馬はターフ・スポートで2,500万円(2.5万円×1,000口)で募集されていました。姉のルピナスリードもオープンで走っていますし、1歳下のルーラーシップ産駒の弟も同クラブで募集されています。2022年産はモーリス産駒の牝馬ですが値付けが注目ですね。ターフ・スポートのJRA重賞制覇はインカンテーションが勝った2017年の武蔵野S以来と、かなり久々になります。歴史あるクラブですが、ターフスポート×谷川牧場の産駒は走る産駒が多いので注目していました。確か私が1番最初に資料請求したクラブはターフ・スポートでした。入会はしませんでしたが、口数も産駒ごとに違って、値段も手頃になっていて入会を迷った印象がありますね。
京都記念 阪神 芝2,200m
勝ったのは武豊騎手騎乗の1番人気ドウデュース(牡4・友道)でした。後方からのレースでしたが、最後の直線では後続を突き放す一方で3.1/2馬身の差をつけての圧勝でダービー馬の貫禄を見せました。一方でエフフォーリアはゴール直前で下馬。人気馬の明暗が完全に分かれてしまいました。
こちらもハーツクライ産駒ですからハーツクライ産駒は2日続けての重賞制覇ですね✨ニエル賞、凱旋門賞以外は馬券圏内を外していないですから、非常に安定感がありますね。血統については⏬