ディープインパクト最終世代&ディープ産駒の思い出

  • 2023年6月16日
  • 競馬

オーギュストロダンが英国ダービー🇬🇧を制して、父として全13世代でクラシック制覇を達成したディープインパクト。その最終世代は12頭の産駒がいますが、オーギューストロダン筆頭に海外にその半分の6頭がいます。

オーギュストロダン以外の5頭は⏬

Drumroll(母Maybe 母父Galileo)

3戦2勝。Gallinule Stakes(G3)では1着馬の失格があり重賞初制覇。母がG1ホースで全兄がサクソンウォリアーという良血。

Bold As Love(母Malicieuse 母父Galileo)

3戦0勝。デビュー戦は2着も、その後5着→7着と成績が下降。近親にBago、Maxiosということでもちろん良血。

Victorium(母Minding 母父Galileo)

未デビュー。母がG1を7勝という名牝。そして近親にもG1馬多数ということで、成績振るわずともこのまま繁殖入りが濃厚?

Sahara Mist(母Hibaayeb 母父シングスピール)

2戦0勝。ゴドルフィンの生産/所有馬。デビュー戦で2着になるも2戦目で最下位。母は英国、米国でG1を2勝。半姉Wuheidaがマルセルブーサック賞勝ち。

Azmaniya(母Azmiyana 母父Galileo)

未デビュー。半兄がオーストラリアでG1を5勝。アガカーンスタッド生産のアガカーン殿下所有馬。このまま繁殖入り?

海外勢の6頭には未デビューも多いですし、牝馬の4頭で勝利した馬はいません。ただ牝馬の時点で今後の繁殖入りを期待している部分が大きいのでしょう。ゴドルフィンやアガカーンなど世界の有力馬主が所有していますからね。

日本ではライトクオンタム(牝3/武幸)がシンザン記念を制して重賞制覇。オープンファイア(牡3/斉藤)がきさらぎ賞2着と2頭/6頭が勝ち上がり。ライトクオンタムがクラシックに出走しています。12頭の産駒で4頭勝ち上がり。そして最後の世代の産駒がThe Derby・英国ダービーを制したのですからやはり凄い父だったのでしょう。

ただやはり気になるのは欧州も”Galileo過多“だということですね。まさかディープ産駒6頭のうち5頭の母父がGalileoとは…多様性もあったものではありませんね。

結果を出している種牡馬だからしょうがないのか?しかしこのままだと悲劇を招く可能性もあります。そういった警鐘を鳴らしている本が堀田茂先生の一冊です⏬

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日本ではサンデーサイレンスの血が飽和状態。なぜか気にしない”サンデーの3×4″。奇跡の血量なんて言いましたが今はそんなの普通になってしまっていますし、危険性を理解できていない我々。出資馬選びの参考にもなる一冊ですのでぜひご一読下さい。

ちなみに私は過去に2頭のディープインパクト産駒に出資したことがあります💡キャロットのフォアシュピールと東サラのレッドルピナスです。フォアシュピールは1億円の募集馬でしたが手術明けで再募集になっていて、新規入会のチャンスと思い申し込んで、私はキャロットクラブに入会できました。新馬勝ち後はさっぱりで障害入りを予定した中で骨折で引退。手塚厩舎では完全に放置され転厩、去勢などいろいと勉強させてもらった馬でした。

レッドルピナスは3歳未勝利戦の期間に勝ち上がれませんでしたが、金沢に移籍して2勝して中央に再転入。中央では中内田厩舎→角居厩舎(解散)→辻野厩舎と渡り歩き、5歳の秋にして1勝クラスで単勝万馬券という大穴をあけての中央初勝利を挙げてくれました。一応繁殖にあがれたようですが、所在が不明。来年の募集に産駒は載るのか?

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