POG23-24 6月振り返り

  • 2023年6月25日
  • 競馬

今月からスタートした2歳戦💡強い勝ち方をした馬や血統面で気になる馬を振り返りましょう✨

シュトラウス(牡2/武井亮)

6/3の東京 芝1,600mの新馬戦を9馬身差の大勝。不良馬場でしたがタイムも優秀、ノーステッキの圧勝でした。ブルーメンブラットの産駒は堅実に勝つものの大物は出ていませんでしたが、ここに来ての大物誕生?

テラメリタ(牝2/須貝)

6/3の阪神 芝1,600mの新馬戦は5頭立てと少ないメンバー構成でしたが、先手を取って逃げ切り。世代最初の勝ち上がり。後続に3.1/2差をつけての完勝で、父ブリックスアンドモルタルに産駒初勝利のプレゼント。エアトゥーレの牝系という社台RHゆかりの血統。

ボンドガール(牝2/手塚)

6/4の東京 芝1,600mの牝馬限定戦でデビュー。サンデーRのチェルヴィニアとの一騎打ちを制覇。父ダイワメジャーなので距離の壁との戦いか?血統はダノンベルーガ、そして愛馬コスタレイの半妹。姉より先に勝ってしまいました。セレクトセール2億超えの取引馬。3着馬は6/25の未勝利戦で勝ち上がり。

ヒヒーン(牝2/須貝)

6/10の阪神 芝1,600m戦でデビュー。人気はありませんでしたがスタートを決めて先行抜け出し。1頭だけ上がり33秒台でまとめて1.3/4差をつけて勝利。父ジャスタウェイ、母イイナズケともに大和屋オーナーの持ち馬でこの名前✨母系を辿ればブロードアピールなので先々も楽しみ。

ダノンエアズロック(牡2/堀)

6/11の東京 芝1,800m戦でデビュー。セレクトセールでの取引額が税込で約5億円という超高額馬。2番手からジリジリと伸びての勝利。稍重の馬場でしたが好タイム。父モーリス、母モシーンという良血。1,800mという距離を心配しましたが問題ありませんでした。

ロータスワンド(牝2/中竹)

6/11の函館 芝1,200mの新馬戦でデビュー。スタートを決めての逃げ切り勝ちでしたが、内容よりも血統が注目。父ロードカナロアで母ルシュクルという血統。父は違えど半姉ブランボヌール、半兄ビアンフェが函館2歳Sを制しています。きょうだい3頭が同一重賞を制するなんて過去に無いのでは?

アマンテビアンコ(牡2/宮田)

6/17の東京 ダ1,400m戦でデビュー。スタートが決まり中団からのレースとなります。直線でも外から鋭く伸びて上がり最速の末脚で差し切り勝ち。こちらは白毛ということで目立った存在でもありましたが、ヘニーヒューズ×ユキチャンということで今年から始まるダート3冠路線を走るには絶好の馬ですね。いきなりこんな馬が歴史に名を残せば注目されますしね。

レディントン(牡2/杉山晴)

6/18の阪神 芝1,600m戦でデビュー。中団からのレースで、4角では外に出すためにポジションを下げてしまいましたがそこから外を回して唯一上がり3F34秒台の末脚で差し切り。先行馬が上位入線の中差し切ったというのは価値があります。父サトノアラジンは日本では産駒の成績はイマイチですがニュージーランド🇳🇿では大活躍。半兄が共同通信杯を制したハンソデバンドですが、だいぶ歳が離れてますね。

ヴェロキラプトル(牡2/高野)

6/24の東京 芝1,800m戦でデビュー。東サラのルージュスエルテが調教の動きから単勝1.4倍に推されましたが後方からのレースで7着。まぁ国枝厩舎の新馬戦ですからこんなものでしょう。そして勝ったヴェロキラプトルは近親にフランス🇫🇷のG1ホース、重賞勝ち馬が多数。母を社台Fが導入して、産駒も堅実に勝ち上がっています。鞍上三浦騎手の1,000勝目を逃げ切りで決めました。

アスコリピチェーノ(牝2/黒岩)

6/24の東京 芝1,400m戦でデビュー。上がり3F33.3の末脚を繰り出しての差し切り勝ちを決めましたが、ダイワメジャー産駒でこんなキレがあるのは珍しいのでは?血統は祖母リッスンがG1フィリーズマイルの勝ち馬で叔母のタッチングルピーチがローズSの勝ち馬。半兄アスコルターレが2歳OP&3歳リステッド勝ち。

フェンダー(牡2/斉藤崇)

6/24の阪神 芝1,600mの未勝利戦で勝ち上がり。新馬戦は10着に大敗でしたが、ブリンカー効果か逃げて4馬身突き放す強い競馬に。モーリス産駒で半姉ブトンドールは昨年の函館2歳S勝ち馬ですから早くから動ける血統ですね。母父スウィフトカレントでどちらかと言えば地味な血統なんですが斉藤崇厩舎に預けられるだけのことはあります。

ギャンブルルーム(牡2/大久保龍)

6/25の阪神 芝1,800mの新馬戦でデビュー。人気は4番人気と支持を集めた訳では無かったですが、スローペースの上がり勝負で道中最後方からの差し切り勝ち。通ったコースの差もありますが、それにしても1頭だけ33秒台の脚を使って5馬身差の楽勝だったので印象に残りました。ダイナカール牝系ですがエアグルーヴを通らないカーリーエンジェルの系統。

今年は須貝厩舎の2歳馬が”良い”と井内さんもPOGの番組でおっしゃってましたが、確かにそうだと感じましたね。厩舎選びも大切ですね💡

そして新種牡馬もブリックスアンドモルタル以外にもスワーヴリチャード、アルアインの産駒が勝ち上がり。レイデオロ産駒が調子が悪いと騒がれてますがこれからきっと上がってくるでしょう。ただレイデオロ産駒は募集の時からあまりよく見せないというかこじんまりしたタイプが多かったのでそこは懸念ですね。

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