一口馬主にとってこの2ヶ月は気が抜けない期間です。それは3歳未勝利戦の終了が近づいているからです。今年の最終日は9/3(日)とちょうど2ヶ月となっています。まさに“Xデー“です。
ちなみにこの最後の週のレースは超のつくハイレベル。基本的にはそこまで勝てていないものの優先出走の権利を手にした馬しかほぼ走ることが許されない状況です。そう考えると最終週まで待ちたく無いのです…そこまでに勝ち上がりを決めなければいけません。
もちろんもし勝ち上がりができなくても道はあります。
①中央に残って1勝クラスへ格上挑戦
→ただし優先出走順位は下位。使えるのはほとんどローカルになると思われますし、芝の中距離以上のレースなら可能性はそれなりにありますが、短距離馬には厳しいかもしれません。フルゲート割れのレースを見極めつつ調整しなければならないので難しいという面もあります。ただ勝つことができれば1勝クラスに再び参戦することになるのでこれは有利になると思います。
②地方転出で3歳2勝 or 4歳3勝
→これはダート適性がある程度無ければ厳しいです。地方のダートは中央とは違って小回りですし、砂質も異なります。あとはどこの競馬場に移籍になるかも大きいのでは無いでしょうか?愛馬ではレッドルピナスが過去3歳時に地方競馬の金沢に転出され、3戦2勝の成績で3歳のうちにJRA復帰を決められました。ダート適性が不安でしたし、小柄な馬でしたが金沢のレベルの影響もあったのでなんとか戻って来れました。ただ復帰後のJRAのダートはダメでしたね。
残された愛馬は⏬
マローディープ(セン3/木村哲)
2023.06.30 在厩場所:ノーザンファーム天栄
天栄担当者「今週も週3回坂路コースに入っており、3日とも14-14ペースで乗り込むようにしています。動きは良くも悪くもこれまでとあまり変わらない感じですが、脚元に疲れが出たりはしていませんし、この調子で更に負荷を強めていければと思います。馬体重は490kgです」
2023.0623 在厩場所:ノーザンファーム天栄
天栄担当者「こちらに戻って来て状態を確認しましたが、脚元を含めて特に問題ありませんでした。現在は週3回坂路入りしており、3日とも15-15ペースで動かしています。しっかりとしたフットワークで駆け上がれていますし、更なるペースアップを見据えて乗り進めていきたいですね。馬体重は492kgです」
2着🥈→3着🥉ときていましたが前走は出遅れ&早いペースも合わず7着に敗退。優先出走権も得られなかったので天栄に戻りました。福島にダート1,150m戦があるのでそこを使う感じでしょうか?流石に北海道でダート1,000m戦は…
コスタレイ(牝3/池上)
2023.0630 在厩場所:ノーザンファーム天栄
天栄担当者「今週は1回は14-13ペース、1回は14-14ペース、残りの1回は15-15ペースで坂路コースを登坂するようにしています。今週から14-13を取り入れていますが、動きは悪くありません。ただ、テンションは相変わらず高いですし、今後も調教メニューにメリハリを付けて調整していければと思います。馬体重は489kgです」
2023.06.23 在厩場所:ノーザンファーム天栄
天栄担当者「今週は登坂回数を週3回に増やしており、週2回は14-14ペースで、残りの1回は15-15ペースで動かすようにしています。調教メニューには大きな問題なく対応できていますが、競馬を経験する毎にテンションが上がってきている印象で、もう少し気持ちの方にも余裕が欲しいですね。馬体重は480kgです」
個人的に1番勝ち上がりに近い馬だと思います。前走は牡馬相手に勝ち馬とはタイム差無しの2着🥈でした。距離も2,400mと長かったので2,000mに短縮すればあっさり…となるのでは無いでしょうか?広い新潟コース狙いでしょう。
バロンゾラーレ(牝3/久保田)
23/6/28 久保田厩舎28日に美浦トレセンへ帰厩しました。「前回は続けて2走したこともあってか回復に時間を要していましたが、ようやく上向いてきて最近は調子が上がってきたということでした。それで天栄と相談した結果、ここまでジックリ乗り来んでもらったうえで今日入れ、順調に行けば福島最終週の1800m戦か2000m戦を目指していこうと思っています。牝馬限定戦を軸に考えるかもしれませんが、拘り過ぎずメンバーやこの馬自身の動き、仕上がり具合を見ながら最終的にどこのレースへ向かうか決めていければと思っています」(久保田師)
23/6/20 NF天栄トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン14~15秒のキャンター調整を取り入れています。「馬の体調や動き、雰囲気とようやく上がってきたなと思えるようになってきたので、先日久保田調教師と相談しました。その結果、もう少ししたら移動し、福島の後半戦を目指していこうということになりましたよ。何とか決めてほしいですし、より良い状態で送り出せるようにしていきます」(天栄担当者)
デビューから3着🥉→3着🥉だったのですが前走は大出遅れをかまし、最内枠も仇となり8着に大敗。久保田先生も”時間が欲しい”というほど晩成の馬。それでも3着に来ているので力はあるはず。福島の牝馬限定戦が最終週にあるのでそこを目標に乗り進めることになりました。
ハイアーレルム(牝3/安田隆)
23/6/29 NF早来トレッドミルか周回コースでキャンター調整を行い、週3日は坂路でハロン14~16秒のキャンター調整を行っています。「帰厩に備えて、坂路ではしっかり目の負荷を掛けています。短期間の調整となりましたが、今のところ今週末、来週には帰厩となる見込みです」(早来担当者)
23/6/21 NF早来トレッドミルか周回コースでキャンター調整を行い、週1日は坂路でハロン17秒のキャンター調整を行っています。「負荷が掛かりすぎないように坂路入りの頻度は多くありませんが、ハロン17秒のキャンターを開始しています。このまま本数を重ねながら15-15を開始して、次走へ向かえる態勢を整えていきたいです」(早来担当者)
前走の函館ではまたハイペースのレースに加担してしまい7着。気性の問題が大きいということで現状1番勝ち上がりが遠い1頭ですね。レース後はNF早来にいるのでそのまま北海道開催で使われ続けることでしょう。こうなるとレースの選択を思い切って変更するかもしれません。安田調教師といえば短距離の名伯楽ですから1,200m or 1,500mのレース選択もありかもしれません。どうせ普通に戦っても現状勝負にならないのなら一発勝負に賭けるのもあり。
ここからは5着を外すだけでも厳しくなります。負けても掲示板圏内を確保しなければレースの選択が一気に難しくなります。特に芝、ダート共に短距離路線は厳しいでしょうね…
もちろん負けられない戦いですが、それ以上に掲示板を外せない戦いから目を離せません。正直今は上のクラスより未勝利戦が熱い🔥