社台SSから2024年の種牡馬ラインナップが発表となりました💡
新たにイクイノックス、シュネルマイスターがスタッドインし、サトノダイヤモンド、リアルスティール、ミッキーアイルが社台SSを去ることになりました。またダイワメジャーが種牡馬を引退したこともあり、馬房数的にはまだ余裕がありそうですから、更に種牡馬が加わることもあるかもしれませんね。
しかしながらサトノダイヤモンド、リアルスティールは現3歳世代が初年度産駒。確かになかなか期待された程の活躍馬が出ていないことも事実ですが、デビューした2世代の成績が思わしくないだけで出されてしまうというのは厳しい世界ですね。
過去の種付け価格も含めたリストは⬇️です。
国内最高価格なのはキタサンブラックとイクイノックスの父子。まさかディープインパクトでは無く、その兄ブラックタイドの系統から2頭の国内最高価格種牡馬が誕生するとは…キタサンブラックに関してはここ2年は倍々で種付け価格が上昇しているハイパーインフレ状態です。
2歳世代が大活躍中のスワーヴリチャードは200万円→1,500万円と7.5倍の大出世を遂げました。3冠馬コントレイルの種付け価格も産駒デビュー前ながら1,200万円→1,500万円へと上昇。それだけ産駒の出来が良いのでしょうし、来年の1歳馬への出資が楽しみです。
他に産駒デビュー前から価格が上昇したのは繋養2年目となるエフフォーリア(300万円→400万円)とサリオス(150万円→200万円)です。まだ産駒誕生前で価格上昇ということで受胎率が高いのでしょうか?
個人的に応援しているサトノクラウンはダービー馬を輩出したこともあり、150万円→200万円に微増です。一応ここ2年連続で種付け価格が上昇中⤴️日本では異系の血統の持ち主ですからニーズも高いはずですし、そこからダービー馬も出たので、もっと種付け価格が上がってっも良いかと思いますが、多くの繁殖を集めてくれる価格設定になっているのかもしれませんね。
逆に心配な馬もこのリストからわかります。
まずは繋養3年目ながらPrivateに移行してしまったポエティックフレアです。今年の種付け価格も600万円→500万円にダウンしていましたし、受胎率の悪さや体調面の問題などもあるのかもしれませんね。
3年連続の価格低下となっているのがシスキンです。300万円→250万円→200万円と毎年50万円ずつの低下。初年度産駒は7頭とかなり少なかったこともあり、貴重な血統でしたが、種付け価格もここまで下がり続けると厳しいかもしれませんね。
2年連続の価格低下となっているのが現1歳が初年度産駒で私もジュベルアリの22で出資しているナダルです。どうも育成で苦労する産駒が多いようで、その辺りも影響しているのかもしれません。
そしてダノンキングリーも2年連続の低下。そもそもスタッドインした際になぜこの馬が社台SSに来れたのか?と思うような馬。飽和状態のディープインパクト産駒ですからね。血の需要が高くないことも考えると来年1番危ないのはこの馬かもしれませんね。産駒デビュー前に去るということもあるかもしれません。
お世話になったハービンジャーもPrivateになったということで時代の流れを感じますね…
そして来年1歳の出資馬を考える際には新種牡馬コントレイル、クリソベリルは上位に置かなければならないですね。
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