地方交流ダートグレード競争振り返り&番外編【京浜盃&黒船賞&ネクストスター東日本】

  • 2024年3月27日
  • 競馬

3/14 ネクストスター東日本 川崎 ダ1,400m

ダートレースの体系変更で兵庫チャンピオンシップが3歳ダート短距離路線の頂点を決める戦いに。そのトライアルとして行われたのが第1回のネクストスター東日本。制したのは1番人気のギガース(牡3/佐藤裕太)でした。4コーナーで先頭に立つと突き放す圧巻の競馬。

父マジェスティックウォリアー 母アルマーズビコー(母父ジャングルポケット)という血統。2022年の北海道サマーセールでは1,045万円で取引。祖母には重賞4勝で最優秀4歳以上牝馬に選ばれたこともあるダイヤモンドビコーがいます。

この後はネクストスター中日本、西日本、門別と3レースが開催され4/29の兵庫チャンピオンシップへ向かう地方所属馬が選定されていきます。

勝ったのは服部茂史騎手騎乗の3番人気サントノーレ(牡3/荒川勝徳)でした。強風の中で行われたレースで、後方からだときつい展開。その中で好位からレースを進めたサントノーレが直線では2番手以下を突き放す一方的な展開で7馬身差の圧勝でJRA勢を完封しました。さすが昨年のNARグランプリ最優秀2歳牡馬。雲取賞からの連戦でしたが見事な交流重賞勝利となりました。

父エピカリスはこの世代が初年度産駒。JRAでの勝ち馬は1頭のみと苦戦していますが、まさか地方所属馬が先に交流重賞で勝利するとは思いませんでした。半兄のトレドもデビュー2連勝で兵庫ジュニアグランプリに挑むもレース中の故障で競走中止。不運な馬ではありましたが、兄の分まで頑張って欲しいところですね。

大井でこれだけ強かったですし、ブルーバードカップを勝利したアンモシエラも負かしている訳ですから本番も楽しみだなぁと思っていた矢先⬇️

大井競馬「京浜盃」圧勝のサントノーレが右前膝を骨折

https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=259196

これはまさかですね。残念でしかありません。

勝ったのは川須騎手騎乗の2番人気シャマル(牡6/松下武)でした。激しい先行争いを制してハナに立つと2番手のサンライズホークの方が先に苦しくなる展開。そのまま逃げ切って黒船賞連覇達成。そして重賞5勝目を挙げました。

父スマートファルコン 母ネイティヴコード(母父アグネスデジタル)という血統。母系からは秋華賞2着のパールコードやその産駒のアートハウスなどが出ています。

そして今回は2、3着に地方馬が入線して波乱の結果に。地方馬最先着のヘルシャフトは元々JRA所属でOP伏竜Sを制した実力がある馬。高知に転入後はほぼほぼパーフェクトな競走成績でしたが、地元の意地を見せてくれました。

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