2月の初勝利後距離延長も示唆されており、出資者の中でも次はオークストライアルだろうと思われていながらもなかなか帰厩せずもどかしい思いをしていたベストミーエヴァー(牝3/国枝)がついに帰厩。次走はスイートピーSと正式に発表となりました💡
個人的にはフローラSを期待していたのでちょっと残念…
2024.04.04 在厩場所:美浦トレセン
国枝栄調教師「3日にWコースで追い切りを行いました。単走の形を採り、5ハロンから70.5秒のラスト1ハロンは11.6秒というタイムをマークしています。先週末にもWコースで半マイルから時計を出しているものの、実質的な強めの追い切りはこれが初めてだったことを考えれば、全体的な動きは悪くなかったのかなと思います。まだ馬体の使い方や中身等に良化の余地はありますが、これからピッチを上げていけるだけのベースは備えているように思います。なお次走の予定としては、4月28日の東京・スイートピーステークス(L)への出走を検討しています」
2024.3.29 在厩場所:美浦トレセン
国枝栄調教師「ノーザンファーム天栄で順調に調教を積むことが出来ていたようですし、今日の検疫で帰厩させていただきました。まずは体調面をよく確認して、問題なければ明日から乗り運動をスタートしていきたいと思います。今のところ、第2回東京開催での出走を目標に調整していきたいと考えています」
オークストライアルは主に2つ。まずは4/21に東京競馬場で開催される芝2,000mのG2フローラS。そして4/28に同じく東京競馬場で開催される芝1,800mのリステッドレース スイートピーSです。
個人的にはフローラSを目指して欲しいと思っていました。まずは優先出走権が2着まで与えられるというところ。単純に枠が多いのでオークス出走のチャンスも広いと思います。仮に勝てなくても2着でも本賞金加算ができるという点もその後を考えても有利になりそう。そして騎手の選択肢も幅広いということです。この日はG1の谷間なので有力騎手が乗ってくれる可能性も十分にあります。個人的にオークスを目指す上で最も大きいのはオークスまでの間隔ですね。フローラS→オークスは中3週ということで調整過程を考えても余裕があります。
一方のスイートピーSは勝ち馬にしか優先出走権が与えられず、2着だと本賞金も加算できないので、1勝クラスでリスタートとなります。また天皇賞・春が同日に京都競馬場で開催されるということもあり、騎手選択の幅が狭まってしまいます。そして1番の懸念は出走間隔です。こちらはオークスまで中2週になってしまうので勝っても調整過程が難しくなることからオークスをパスして秋に備えるケースもあります。オークスを目指すとなると良い選択肢とは言えないかもしれません。実際過去2年の勝ち馬のウインエクレール、ウヴァロヴァイトはオークスを回避しています。
出資馬がクラシックのトライアルに出走となると2021年のヴァイスメテオールのプリンシパルSの出走以来となりますね。その時には1番人気に推されたものの4着に敗れてダービー出走は叶いませんでしたから、なんとか初の春クラシック出走のためにも勝利を挙げてもらいたいですね✨
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