キャロット1歳馬紹介【インナーレルム20】

おはようございます。

今年のキャロット出資1歳馬を紹介するこの企画ですが、ついに最後の1頭、今年の最優先馬であるインナーレルム20を紹介します。

まず今年の最優先はどの馬に使うのかということに関しては絶対に牝馬ということは決めていました。そしてさらに言えばぶっ壊れ級の牝馬を獲得して将来の母馬優先=充実した🥕ライフを送るための礎を築く牝馬の獲得です。

今年私がキャロットで欲しかった種牡馬はハーツクライ、ハービンジャー、サトノクラウン、ロードカナロア、ルーラーシップでした。ただ価格帯や繁殖牝馬の質、母馬優先の有無などを考えると最優先の候補に残ったのはハーツクライ産駒の牝馬でした。

迷ったのは3頭、7マイハッピーフェイス、49ハヴユーゴーンアウェイ、そして50インナーレルムです。

それぞれの私のポイント制での順位は上から

1位 ハヴユーゴーンアウェイ20

4位T マイハッピーフェイス

10位T インナーレルム20

でした。

私のランキングはリーディング上位の厩舎、3000万円台-4000万円台の価格帯であれば上位に来やすいですが、特に馬体面で管囲、馬体重は重要なポイントと考えているのでここがしっかりしている馬がポイントを稼ぎやすくなっています。この3頭は種牡馬が同じこともありますが、厩舎のポイント、価格帯も似ているのでほぼほぼ差はつきませんでした。差がついたのは馬体重がマイハッピーフェイス20、インナーレルム20が500kgを超える可能性があることです。牝馬で大きすぎるのはキレを失うので好きではありません。そして管囲がインナーレルム20が19.7cmで20cm未満であること、マイハッピーフェイス20は21.4cmで逆に大きくなりすぎる可能性があることが懸念され低めにポイント付されました。ですので馬体の数字だけで見ればハヴユーゴーンアウェイ一択です。しかし最優先ですから血統の分析も細かくしました。

ハーツクライの王道は母系に米国型血を入れることか最近はデインヒルの血を入れることです。米国型ではスワーヴリチャードやジャスタウェイ、デインヒル型ではサリオスがG1勝馬として出ています。

ただ考えてみて下さい。これって牡馬・牝馬分けて考える必要はないんでしょうか?

ということで牝馬かつ賞金5000万円以上の馬を色々チェックしてみました。

そこで見えたものとして

①母がNDクロスを持つとGood(クロスが無くてもNDが血統表にある=ハーツクライとの組み合わせでクロスが発生すればまずまず)

②サドラーズウェルズ経由のNDクロスだと強力=欧州系

③ミスプロも悪くない

です。

ではインナーレルム20の血統表をいつも通りnetkeiba.comからみてみましょう。

母インナーレルムはガリレオ産駒なのでサドラーズウェルズの直系です。そしてNDの3×3のクロスを持っていました。ですのでハーツクライとの配合でND5×4×4ができます。さらにはガリレオの母系にはミスプロ〜ミスワキという血が流れています。母自身は未勝利ですが母の兄弟にロックオブジブラルタルがいますし、初仔もG1を勝っているようにその繁殖能力は間違いなさそうです。ディープ産駒の兄は未勝利ですが、馬体が小さかったですし、同じ安田隆厩舎ということで安田先生も兄から得ているものもあると思います。

他の候補馬はどうだったのかというとマイハッピーフェイス20は米国系でNDのクロスがありません。この時点で候補から消しました。あと管囲、馬体重から考えてもダート適性が高いかもしれません。あくまで欲しいのは「ブッ壊れ級」の馬なので牝馬のダートでは難しいと思いました。

そしてハブユーゴーンアウェイ20。母は米国G1勝ちで、こちらも米国系ですがNDのクロスは発生しています。ただ母がクロスを持っている訳ではありません。ミスプロは持っていますので血統的には悪くないのですが、どうしても個人的にはサドラーズウェルズがKeyなような気がしてなりませんでした。そしてやはりレイクヴィラ産というのが最後まで引っかかりました。欲しいのは母馬優先ですから例え活躍してもこの馬の産駒がキャロットで募集される可能性は少ないのではないでしょうか?もちろん母は輸入繁殖牝馬ですからレイクヴィラFも命運を賭けて導入していると思いますが、現状レイクヴィラF産の活躍馬はメジロ血統を継ぐ馬です。グローリーヴェイズ、トリオンフ、クールキャットなど母系はメジロ牧場の馬ですから、まだ成功例がないのもちょっと怖かったです。馬体はNo1だと思うのでうがそういった複合的な要素でこの馬にはいきませんでした。

ただこの最終候補3頭はどれも良かったです。個人的には出資馬にならなかった2頭もしっかり見ていきたいと思いますし、活躍してくれれば嬉しいです。自分のポイントが間違っていなかった証明にもなりますからね。

以上でキャロットの1歳馬の紹介は終了です。全頭勝ち上がり、そしてこの中から重賞、はたまたG1制覇なんて馬が出てくれることを願っています。

*写真の掲載についてはキャロットクラブより許可を得ています。

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