ドバイワールドカップデー結果

おはようございます。

土曜日の夜から日曜日にかけて行われたドバイワールドカップデー。日本馬も活躍しやすい海外レースにはなりますが結果です。日本でも発売のあったG1 4競走について振り返ります。

6R ドバイゴールデンシャヒーン ダート1200m

勝ったのはアメリカ調教馬のゼンデンでした。父Fed BizはSrorm Cat系の種牡馬。母父はフォーティーナイナー系のSharp Humor。母系にはアメリカG1 3勝のスウィートリーズンですので、現在ノーザンファームで繁殖牝馬としている、期待の輸入繁殖牝馬です。

トラックレコードを1秒近く更新する高速決着を制したのですが、その後悲劇が待っていました。おそらく前脚でしょうか?骨折してしまったようで痛々しかったです。安楽死の処置がとられたようです。どうか安らかに眠って下さい。

7R ドバイターフ 芝1800m

勝利したのはレーティングでも抜けた存在だったイギリス調教馬のロードノースでした。Giant’s Causewayの肌にDubawiというセン馬なのですが、正直ここでは格が違いました。直線先頭に並びかけて、抜け出す脚が凄くて、並ぶ間も無くとはまさにこのことでした。牡馬だったら間違いなく種牡馬として見てみたい血統ですね。この後欧州のシーズンが始まってどうなるか楽しみです。

8R ドバイシーマクラシック 芝2410m

前のレースでレーティングトップの馬が勝ったので、このレースでレーティングトップの日本のクロノジェネシスも注目されていました。日本のオッズは1倍台でした。直線はクロノと同じく日本のラヴズオンリーユーと叩き合いをしている外から差し切ったのがフランスのミシュリフでした。クロノはラヴズに直線で何度もぶつけられながらだったのでスムーズだったらどうでしょう?ミシュリフはフランスダービー馬ですが先日のサウジカップも制しており、海外で芝、ダートのレースを連続で勝利しました。こちらも父系はDubai Millennium-Dubawiと脈々と続く私の個人的に大好きな血統のMake Believeで、母父Raven’s Passです。今年の秋は凱旋門賞が目標になるようなので、また日本馬との再戦もあるかもしれません。

しかしここまでのG1 3つは日本馬が全て2着です。少なくともここまでで1勝はできると思っていたんですが…

9R ドバイワールドカップ ダート2000m

メインはお馴染みドバイワールドカップ。10年前はヴィクトワールピサが震災で落ち込んでいた日本に勇気をくれる勝利を挙げてくれました。ただこの時はダートでの開催ではなくオールウェザーでの開催でした。メイダンが本格的なダートになってからはなかなか日本馬は活躍できていません。

レースはスタート前からバタバタ。グレイスコットが放馬してしまいスタートが遅れ、その後ゲート入りが始まるとミリタリーローもゲートを突き破って放馬。鞍上のA.フレスはゼンデンでGS勝利後に落馬をしており、2度目の落馬とガッカリしていました。結果2頭が放馬で除外でした。

今年はゴドルフィンのアメリカ調教馬ミスティックガイドが圧勝。本場の力を見せつけました。これで本国アメリカではG1勝ちはないというのですからやはりレベルが高いですね。父はGhostzapper、母はアメリカでG1 5勝のA.P.Indy産駒Music Noteで米国クラシック向けの血統です。

日本馬として唯一の参戦のチュウワウィザードは2着。これで日本馬は全レースで連対となりました。ある意味勝つことより凄い?結果でした。しかしこのチュウワウィザードはダートの中距離で世界相手に2着ですから、ダートでの日本のレベルも上がってきていると言えるのではないでしょうか。

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